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「だめな子」として仕事をもらううえで意識していること

アメリカ6週間行くわ、インターンに、という返答で
「え?英語全然できないじゃん。だいじょぶなの…?」
と何度言われたことか、という感じのわたしですが、
意外に今のところ苦しい思い(仕事上で)(雑談はけっこうムズい)はしてない。


要するに「開き直る」ということなんだけど、
その言葉だとあまりにもメンタルの問題すぎて
具体的にどうしたらいいの、が抜け落ちているので、そこを書きます。
わたしが働いているのが、みんな優しくて寛容な職場で、
ぬくぬくと過ごして甘えているので、誰の参考にもならないかもしれないけど。
これが正解かはわからない。
ただ自分のメモ書きの意味も込めて。


1 「変な表現、聞いてて気になるところがあれば教えてください」て最初に言っちゃう
 “If I use wrong expression, please tell me.”とか。
 これを言うことで3つ伝えられる。

  • 自分はそんなに英語が得意ではない
  • でも、向上する意志はある
  • あなたと話をしたい気持ちもある

 自分で言っちゃうことで「開き直る」ことができます。
 直接、その表現変よ、とかこうしたほうがいいよ、とか言われると、あたりまえだけど覚える。


2 この人との会話で次回以降も使える表現をパクろう、と決意する
 あいづちとか切り返しとか文章の組み立て方とか、
 基本的には例文応用の世界だと強く思う。
 日本語でいう「まじで?」「へえ〜」みたいなものも含め。
 パクろう、と思って聞くと流れる音声としてではなくて、
 意味的なブロックとして認識できる。
 ああこういうときにこの言い方をするんだ、とか、
 一度メタレベルをくぐらせるだけで、だいぶ違う。


3 ずーっと”Yes”て言わない
 Yes Yesって言い続けるとこいつ本当にわかってるのかな…て相手の不安を助長させる。
 日本語でもそうです。家庭教師やっててもよく思う。
 よくわからない、というのもあんまり美しくない気もするし
 相手の気持ちを考えてもどこから言い直せばいいのかわからなくなって面倒な気がするので
 わたしがよく使うのは “ You mean --, right? ”
 わたしはここまで理解したけどあってる?を伝える。
 ここまではわかってるんだな、と伝われば、
 話す側は、再説明もその次のステップでも、もう少し言葉を選びやすい。


4 相手のスピードにつられない
 相手の速度と同じ速さで発話しようとすると、テンパるしうまく話せなくて凹む!
 なので自分が話すときは意識してゆっくりめに、文節をきって、はっきり話す。
 特にミーティングとかのとき。雑談だったらテンポのほうが大事なときもあるもの。
 あたりまえだけど、ゆっくりだからってそんなことで怒らないし、イラつかれたりしない。


5 日本に来てる外国人が日本語を使っている状況、を考える
 たいていの場合、片言でもわかろうと思って聞くよな〜と脳裏に思い起こす。
 日本でそういうひとに会ったら優しくしよう、と思う。
 だからここでは許して、と思う。


聞くことだけじゃなくて「自分はどこまで理解したか」を伝える、
そのひと手間って本当にあとに響く。
英語だから特別に意識しなくてはならないわけではなくて、
仕事を頼まれるとき・意志の疎通が必要なときには日本語でもまったく同じだよね。
口が達者、と、コミュニケーション能力、って、全然別だよね。
自分が理解しやすい、と、相手が説明しやすい、を両方考えるのは簡単そうで大変。