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Kindle角川70%オフセールで物色したもの(28日9時59分までだよ!)

もういろーーーんなところで書かれてますが自分の記録用に。1月28日9時59分まで、だって!

これまで読んだことあるやつと、読んだことないけど興味あったやつと、物色してたら興味持ったやつとごちゃまぜ。こういう熱帯雨林からの突然の恵みの雨のために出版社別に読みたい本まとめておきたい、と何度も思ってるんけど全然果たせないまま日々が過ぎてる。

対象作品が多すぎるのと、自分はわりと作家ごとにチェックするタイプなので、該当作家の作品がそれなりの数あるものを並べる。当然、ミーハーに大御所になりました。他にもあるので、Amazonページに飛んで、作家の名前クリックして一覧で見るのがよいかもです。

天地明察 上 (角川文庫)

天地明察 上 (角川文庫)

映画化された「天地明察」、上下巻なのもあってちょっとめんどうでスルーしてたけどこの値段で買えちゃうなら食指が……! こないだ単行本になったばっかりの「はなとゆめ」、510円で買えてしまっていいんだろうか。新聞連載してた、清少納言を題材にした小説。表紙がきれい。

直木賞決まった姫野カオルコさん。「ツ、イ、ラ、ク」はわたしのトラウマ小説の1つですね……女子校育ちのいたいけな高校生だったからね。恋は人を滅ぼすのか救済するのか。今読むとどう思うかなあ。「終業式」は高校生のお手紙で進んでいくらしく前から読みたかった。書簡型、大好き。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (角川文庫)

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (角川文庫)

桜庭一樹さんはタイトルが印象的なのが多いですね、昔読んだやつも覚えてるもんなあ。「無花果とムーン」、去年の夏出た単行本も500円以下ですって…? 表紙がすごくよくて本屋で見て印象的だったやつ。いや、そもそも酒井駒子さんの絵には抗えないんだった、これまでも何度もやられているのだった。

恩田陸さんは中高生の頃通ってきた道だからタイトルをみるだけで懐かしい。「これは戦いなのだ。知りたい、あの舞台の暗がりの向こうに何があるのかを──。少女たちの才能が、熱となってぶつかりあう! 興奮と感動の演劇ロマン」。はい、読みたくなりますね。

蛇行する川のほとり (中公文庫)

蛇行する川のほとり (中公文庫)

余談ですがわたしが酒井駒子さんの絵を使った装丁で一番好きなのはこれです。

幸福な遊戯 (角川文庫)

幸福な遊戯 (角川文庫)

愛がなんだ (角川文庫)

愛がなんだ (角川文庫)

タイトルがどちらも、猛烈に好きです。インターネット is 幸福な遊戯。

「パイロットフィッシュ」は10代で読んだ時にすごく好きで、話もだけど文章が好きで、かなり写経した気がする(気に入った文章をノートに手で書き写す習慣がかなり長い期間あった)。今の自分がこの話をどう思うかすごい知りたいので買った。

聖の青春 (講談社文庫)

聖の青春 (講談社文庫)

また余談ですが最近「早く将棋にハマろ?」と猛烈な勧誘を受けていて、とりあえず今読みはじめたこれがすごいおもしろくて生活に支障が出てる。

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

森見登美彦さんは文章のテンポが気持ちよすぎて朗々と音読したくなる。「四畳半神話大系」はアニメも超!好きで放送当時は1週間に2,3回見て次の放送待ってた気がする。色使いもオシャレっぽさ狙いまくりの潔さも好き好き。ラストの方、四畳半をとりまくパラレルワールドの描き方にしびれた。小説としても「夜は短し歩け乙女」よりこっちの方がすきです。

大槻ケンヂもいっぱいある~~。「神菜~」はなぜか驚愕の90%オフ。1365円が138円!なんなの! 不審者っぽい男性と制服の女の子が表紙ですが中身はヤバい小説ではなく、エッセイです。ヤバいのはヤバいけど。

幸福御礼 (角川文庫)

幸福御礼 (角川文庫)

美女入門 (角川文庫)

美女入門 (角川文庫)

「幸福御礼」は嫁姑とさえない御曹司があれこれする地方選挙の話。タイムリーですね。林真理子ってこんなのも書いてたんだ…!ってなりました。おなじみ「美女入門」も150円だぜ。

権利関係のあれこれを匂わせる簡素な書影がオシャレです(婉曲表現)。「ジョゼ」は映画化されたやつですが小説で読むと少し印象が違う。田辺聖子さんの文章はなんだか「読ませていただいてる」って感じがする。背筋のびる。ちゃんとしなくては。

きまぐれロボット (角川文庫)

きまぐれロボット (角川文庫)

声の網 (角川文庫)

声の網 (角川文庫)

もうねー、何度読んだってドキドキできるよね。まったく色褪せなくて本当にすごい。星新一で本読むのが好きになった、という人が日本に一体どれくらいいるんだろう。ドラえもん星新一で育ったものが確実にある。

好きで好きで……! ていうか天才ピッチャーと彼を巡るバッテリーやチームとの関係、なんて嫌いなわけがなかった。おいしいです。1巻が出たの1996年なんだ、もう15年以上前…! 幼少期に続刊を待ちわびながらリアルに児童文学の受け手として読んだけど、今読むとまた違う感想持ちそう。

(わたしにとっては)三毛猫ホームズ赤川次郎さん。著作がべらぼうに多いから読んでないのが結構ある…ので改めてリストで見てたら気になった。挙げた2冊で当方のフェチズムをお察しください。

仏像ネタとっても好きです、「見仏記」読むと見にいきたくなる。「キャラ立ち民俗学」もタイトルだけで気になりまくってしまった。いろんな変なものを紹介するエッセイらしい。なんなんだこの表紙。


このあとは単体。

  • 榎田ユウリ

カブキブ! 1 (角川文庫)

カブキブ! 1 (角川文庫)

高校生が部活で歌舞伎をやりたい話。今年はちゃんと歌舞伎見たい、勉強したい、と思ってたところで、レビューとネットに落ちてる感想がおもしろそうで買った。ジャンルはラノベなのかな……なんにせよかなりキャラもの。途中で文章に少し疲れかけた(つまり、そういう話し言葉のテンション)けど後半おもしろくなってきてキャラにも愛着出てきて、いいところで終わるから2巻もポチってしまった。演目の名前がいくつも出てきてあらすじも解説されて、ここが見どころだよ!みたいのもわかってそっちに興味出る。そう、今年は歌舞伎をもっと知りたいのだ。

前から読みたかった単行本が対象になってた~~! 1800円近くするのが510円。なんかすみませんKADOKAWAさん…。いきなり天皇陛下EXILEから話がはじまり「アゲと気合」「シャレとマジのリアリズム」「野郎どもは母性に帰る」「土下座とポエム」などなどファンキーな目次が並んでいます。今から読む。

「一生感動一生青春」。ポエムつながりでこれも。むしろこれこそポエムもポエム。ホンモノのポエム。今ネットで話題のポエムの元祖明らかにここにあり、だった。もはやテンプレとしての「にんげんだもの」、元ネタ全然知らないわ…とはたと気付いてしまったし、歪んだイメージしかないので原典あたるのもいいかもしれない、という話。


何千冊もある中から見て回るの楽しいし安いのありがたいけどこういうバカみたいな安すぎるセールがたまにあるから、思考回路として「電書はセールじゃなきゃ買わない」になってきてる。選び方も本屋で1冊ずつ~っていうのと全然違う。安くなってる中から物色して目ぼしいのいくつも買っといてそのストックの中から拾って読み進める。明日読む本決めるっていうより、部屋の本棚作ってる感覚。読むことより前、探すこと自体が娯楽になってる。今までも買った本全部読み切ってないや。

Kindleアプリ、冊数増えてきて整理したいけどどうしたらいいのかよくわからない。そろそろさすがにきたないのでなんとかしたい。