オタク女2300人の恋愛事情アンケートまとめ&同人誌「悪友vol.2 恋愛」出ました
「インターネットで言えない話」をコンセプトにさまざまなジャンルのオタク女の匿名エッセイを集めた同人誌「悪友」、夏コミで新刊が出ました(通販もあります)。
今回のテーマは「恋愛」です。まぁなんという陳腐な!
映画やら小説やら雑誌の特集やらで飽きるほど使い古されているテーマを、一般的にはオタク趣味とは最も縁遠いもののひとつとして、時には忌み嫌われてすらいるであろう言葉を、わざと選びました。
ここで言う恋愛は現実の恋人関係に限りません。ステージの上のアイドルや俳優、次元の違う誰かへの強い思いだって全部恋じゃない?というスタートです。
というのに加えて、単純に他人の恋愛事情って踏みこんで聞くことがあんまりないので、書いてもらいたかったし、読みたかったのでした。インターネットで言わない話を。
内容は目次でお察しください。
「悪友vol.2 恋愛」目次はこんな感じです。お察しの通り、この本の「恋愛」の定義は現実の恋人関係だけではありません。見出しだけでパンチがありすぎますが、本文もどれもすごいです…お楽しみに! pic.twitter.com/lSx1vFrDww
— 劇団雌猫@「浪費図鑑」「悪友」 (@aku__you) August 1, 2017
「初彼が犬夜叉の女」「性欲をシン・ゴジラで断ち切る女」「高村薫をこじらせてドイツ人と遠距離恋愛する女」……タイトルからして最高ですが、中身もどれも最高です。
テーマは恋愛です、とお知らせした時に「恋愛?あんまり興味ないわ」という声もいくつもいただいたのですが、楽しんでいただけるかはともかく、俗に言う「恋愛本」とはまったく違ったアプローチであることは保証します…!
2300人のオタク女の恋愛事情
この本に収録すべく、第1弾「浪費」に続き、今回もアンケートを実施しました。ここから先は誌面に収録しきれなかった自由回答も含めたアンケート結果まとめです。
浪費編のまとめはこちら。
mogmog.hateblo.jp
今回はなんと2323人(!)から回答をいただきました。オタクジャンルも前回よりもさらに幅広くなったような……。それではいきます!
Q.年齢を教えてください。
回答者の約7割が20代、平均年齢は25.2歳でした。下は14歳から上は54歳まで。
今回も全国47都道府県のすべてから回答が寄せられました。全国統計とほとんど変わらない分布になるのがおもしろいです。
Q.居住形態は?
実家が約半数、ひとり暮らしが30%。こちらも前回とそう変わらず。
Q.現在、恋人や伴侶、パートナーはいますか?
「いる」が19.5%、「いない」が62.2%。
参考までに一般的な調査を見ると(明治安田生活福祉研究所、2016年)20代で「恋人がいない」が66.3%でした。ほとんどずれなしと言っていいですね。
Q.これまで実際の恋人関係としてお付き合いした人数を教えてください。
最多は「0人」で30.7%。前述の調査では、20代女性で交際経験なしの割合は34.0%。こちらもほとんど変わらないですね。
アンケートの特性上、何かしらの趣味に邁進しているオタク女性に多く回答してもらったと思うのですが、一般的な傾向と比較して何か特徴があるわけでは「ない」というのがとても興味深いです。
Q.オタクとして愛を注いでいるジャンルは?
回答数が多い順に表にしてみました。
ジャニーズ強い!!!2位にダブルスコアです。以下、アニメ、漫画、ゲーム(ソシャゲ含)、2.5次元舞台……と続いています。
少数回答としては、旅行、洋画、海外ドラマ、お笑い、俳優個人(海外俳優から、テレビや舞台で活躍する方まで)カメラ、ディズニー以外のテーマパーク(ピューロランドなど)、ドール、歴史、などがありました。
これだけ幅広くご回答いただいたので「ジャンルごとに恋愛傾向に違いはある?」も知りたくなったので、「上位15ジャンルの恋人の有無」も数字で算出してみました。こちらは誌面限定で公開です。
Q.オタクやファンとして好きになったキャラや人と付き合いたいですか?
「付き合いたい」が約4割。この点は完全に個人の感覚なので人によってかなり分かれそうですね。「全然思わない!」という人も多そうです。
自由回答では「推しへの感情と恋愛感情はどう違う?」も聞きました。こちらはのちほど!
Q.オタク仲間とリアルな恋愛の話をしますか?
「オタク同士って自分の恋バナしないような…」という感覚で入れてみたのですが、結構ハッキリ分かれました。6割はするけど4割はしない。
腐女子であるかどうかは関係ある?もクロス集計をかけてみたのですが「腐女子×恋バナしない」が40%、「腐女子ではない×恋バナしないが」33%だったので、そこまで差異はないようです。
Q.恋人や伴侶がいる方にお聞きします。デートや記念日と、オタクごと(コンサートやイベントなど)がかぶった時はどちらを選ぶことが多いですか。
強いて言えば…と答えていただきましたが、オタクごとを優先する人が半数以上になりました。当然ながら「先約優先」「場合による」という声も多かったです。
Q.恋人や伴侶がいない方にお聞きします。そもそも、恋人、ほしいですか?
「ほしい」32.5%、「どちらかと言うとほしい」40.7%と、7割以上の人が「ほしいかほしくないかで言うとほしい」という結果になりました。
同人誌の中では上の2問に関連した自由回答「オタクを続けながら恋愛・結婚するコツ」「自分が恋愛しない/できない理由」の内容も紹介しています。みなさんの自己分析のキレっぷりよ……!参考になるし、共感できるし、身につまされます。
ここから、匿名アンケートっぽい赤裸々な設問が続きます。まずはこちら。
Q.初体験の年齢は?
性行為「未経験」が45.7%と半分程度になりました。せっかく赤裸々な回答をいただいたので1歳刻みでグラフにしています。ボリュームゾーンとしては18~20歳程度ですが、25歳以降の方も回答数でいうと70以上ありました。
相模ゴム工業の2013年調査を見ると、20代女性でセックスの経験が「ない」と回答しているのは25.5%。このアンケートの数値よりも約20ポイント低い値になっています。
恋人の有無、交際人数などでは一般調査とほとんど乖離がなかったのに、ここで大きく数値が離れるのは興味深いですね。
Q.不倫の経験はありますか?
まぁ、いるよね……ということで。10%くらいでした。うんうん。
Q.ワンナイトラブの経験はありますか?
結構リアルな数字。
Q.ご自身が週刊誌報道などで「一般女性」として報道された経験はありますか?
芸能人やスポーツ選手の熱愛・結婚報道でおなじみの「お相手は一般女性」から。全然一般的じゃない一般女性の話です。
「1000人くらい回答集まったら、もしかしているんじゃない…?」「いたらすごいw」「2,3人くらいかな~w」と思って足してみた設問ですが……28人(1.2%)って!!!どうなってるんや!!設問の意味を間違って捉えていらっしゃった方がいたとして、それにしても!?
でも先日カルカルさんでイベントさせていただいた時、会場の120人ちょっと(無投票の人もいたので全体数はこのグラフより多いです)に「一般女性」経験がある人を聞いたら7人だったので、あながち嘘じゃないかもしれません。隣の彼女は一般女性かも。いやはや。
アイドルなどに忠誠を近いお金を落とし続ける浪費女イベント「悪友ナイト」でいいちこ棒アンケート「(芸能人の交際相手として)一般女性として報道されたことのあるひと」なんと7人が経験ありとの結果に!?!? #悪友ナイト pic.twitter.com/Ge0EZ6rgI9
— 東京カルチャーカルチャー (@tokyoculture2) 2017年8月22日
「悪友 vol.2 恋愛」では、そんな近くて遠い概念“一般女性”さんへのスペシャルインタビュー「推しと結婚した女」も収録しております。超いい話。
このアンケートに関連するようなエッセイも多いので、ご興味持ってくださった方ぜひお手にとってお読みいただけるとうれしいです。全56ページ、500円です。BOOTHで購入できます(要pixivアカウント)。
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ヴィレッジヴァンガード・オンラインさんにも委託しております。現在予約受付中です。
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愛の叫び編(自由回答)
ここまでですでにすごいボリュームですが……ここからは濃い自由回答たちをどしどし紹介していきます。マジで長いのでここで終えてもOKですよ!ほんとに!!
2300人から集まった愛の圧はすごくて「これまでの恋愛で最悪のエピソードや修羅場を教えてください」だけで計8万字ありました(めちゃくちゃ長く書いてくださる方もいる)。多分、集計にあたって15万字くらい読んでます。一字一句全部読んだよ…供養みたいな気持ちで…!本1冊分くらいの恋愛話を摂取した。
すべての設問が、あえて次元も性別もごちゃまぜです。全部恋だからです。どちらかわからないものは、どちらかわからないものとしてお楽しみ下さい。
Q.人生で一番好きになった人は誰ですか?
ジャニーズ
特に回答が多かったグループは全メンバー分、その他は回答数が多かった個人を抜粋。圧倒的支持は一番上の方でした。Jr.でもすごく名前が多かった子がいます。
うたの☆プリンスさまっ♪
- 寿嶺二(14)
- 神宮寺レン(13)
- 黒崎蘭丸(9)
- 来栖翔(8)
その他
- 今の夫
- 高校の頃片思いしてた先輩
- 21歳で初めて付き合った彼氏
- 小学校一年生から高校まで一緒だった男子
- 三次元の年上の彼女(バイセクシャルです)
- 大学一年生のときに出会い系サイトで知り合った社会人一年目の方で人生初の恋人。
- 「パチンコ行くから3万貸して」と言ってきた男
- 決められないけど、確実に元カレ達ではない
- 蔵馬(幽☆遊☆白書)
- 直江信綱(炎の蜃気楼)
- ポップンミュージックのアッシュ
- FF9 クジャ
- ロロノア・ゾロ
- ヴォルデモート卿
- 野原ひろし
- 恋愛対象としてはスペイン(ヘタリア)
- 和田毅さん(プロ野球選手)
- SHINee テミン(投資額・労力・推しの期間、という三軸から考えて)
- 及川光博(恋愛の「好き」とは異なりますが人格形成に大きく関わった人物。人生から切り離せない存在)
- 高見山(初恋だった。本気で結婚して行末はおかみさんになりたかった)
- 最上もがさん(でんぱ組.inc)
- 天海春香(アイドルマスター)
- 剣城あきら(現在進行形)
- その時はこんなに好きになった人後にも先にもいないと思うのに時が経つと忘れてしまう。今は薬研藤四郎にガチ恋まっしぐらだが、このことも忘れてしまうのでしょうか。
(2300人の好きになった人リスト、とてもエモいので全公開します。延々とスクロールして幾多の恋に思いを馳せてくださいませ。なるべく原文を尊重しているので一部読みにくい場所がありますがご了承下さい)
Q.“恋に落ちた”瞬間を教えてください(広義の恋、恋人でもアイドルでもキャラクターでも構いません)。
- 関ジャニ∞のコンサートに行ったとき、外周を歩きながら手を振る安田章大さんが、あまりにキラキラしていて、恋に落ちました。
- これまで髪の毛がもしゃもしゃで、嵐の中で1番タイプではないと思っていた二宮くんが、流星の絆の役作りで髪を切った時。
- 中学生の頃、テレビから流れてきたL'Arc-en-Cielのhydeさんの歌声を聴いた瞬間です。こんなに美しい声の人がいるのか、と衝撃を受け、時が止まったような感覚でした。それから10年以上、ずっと大好きです。
- 漫画の趣味が合いすぎてこの人と結婚して本棚を共有したいと感じた時。
- 自分のファンに向けて「浮気は許さない」と雑誌で語っていたのを読んだ時、彼以外見えなくなりました。
- コンサートのDVDをみて、恋愛系バラードを歌い終わったあとのファンを愛おしそうに見ている顔を見た瞬間に今わたし恋に落ちたって思いました。
- 北山宏光とテレビで目があった。
- 自担以外のジャニーズJrにファンサされた瞬間。
- 推しへのLIKEという感情がMAXになったときに、良いパフォーマンスを見たりファンサをしてくれた瞬間LOVEに変わる。
- テニスの王子様の1巻の最後(海堂薫くんが出てきて終わります)。
- 白石蔵之介が走って飛んで学校の門にぶつかって倒れた時。
- テニスの王子様の恋愛ゲームで切原赤也に「やっと来たか!」と言われた時。
- 顔は好みじゃなかったのにその人のブログを見たら文章の書き方から滲み出る考え方が理想で、毎日読んでるうちに気づいたらスポン。
- CP萌えでそのCPの小説や漫画やイラストを漁っていてふとある時、攻めの必死に受けを愛す姿を見て惚れました。その瞬間に失恋。
- 乙女系アプリゲー(パズル)で連鎖成功時に推しキャラの褒めボイスを聞いた瞬間。
- 能年玲奈ちゃん目当てで観に行ったホットロードでスクリーンに映る春山(登坂広臣さん)に釘付けになりました…。
- そんなものわからない。気付いたら落ちてるものなので。
- 「あなたみたいな人とお友達になれてよかった」と言った私に「俺は男女の友情は信じてないよ」と電話越しに言われたことで凄くドキドキしました。
- 授業でジェスチャーゲームのペアになった男子に「こんなのわからんよなあ」と笑いかけられた瞬間。
- 会社内の電気が切れて、直しに来てくれた人の靴下に穴が空いていたこと。その時にわたしが、新しいのを買ってあげないとと思って恋に落ちた。
- つい最近、某2.5次元舞台にて。2部でうちわ無しでぼんやり座っていたが、ホットピンクのペンライトを見つけた某男士が「あなたデスよ」とふわっと指差し微笑んできた瞬間。
- タカラジェンヌは、気付いたら彼女のことばかり調べて、知って2日目で彼女のためにチケットもない舞台の遠征を決めた時。
- 舞台でこれまでピンときていなかったキャラクター及び俳優が登場した時に、動きが好みでかっこよすぎて恋に落ちた。雷が落ちたような衝撃ってこう言うことか!と実感した。
- 終演後、観客が帰るのをキャストが見送ってくれる「お見送り」のある舞台で役者と目が合った瞬間恋に落ちました。それまで2次元が好きだったので、一方的に見つめることはあっても相手に自分が視認されるという経験がなかったのが大きいです。
- 銛之塚崇(モリ先輩)のレギュラーキャラなのに一言も喋らないキャラクター性に一目惚れしました。恋人を好きになったきっかけも雰囲気がモリ先輩に似ていたからです。
- 魔法騎士レイアースのランティスが光と雨宿りしてる時に無言で自分のマントを傘代わりにして光に雨がかからないようにした時。(個人的にぶっきらぼうなキャラの不器用な優しさが垣間見えるのに弱いです)。
- キャラクターであればチャラい面を見せられた瞬間落ちる超チョロい女なのですが実際はその逆なので不思議です。
- 手フェチなので、メレンゲに出演していた菊池風磨くんの手を見たとき。ドストライクでした。
- ネタで推していたらいつの間にか本気で好きになっていた。
- ラジオで相談にまじめにのってくれた。
- 櫻井孝宏さん演じる薬売りの声を聞いてときめいていましたが、その後櫻井さんの写真を拝見して、櫻井さん自身のビジュアルが完全に好みで恋に落ちました。そして松野おそ松の櫻井さんにまた恋に落ちました。おそ松兄さんのキャラもドンピシャに好みでどうしようもありません。
- 舞台を観に行って彼が出てきた時に、ああもうだめだ、と思った。世界が止まったし、そのあとはずっと頭がふわふわしていて、数日間現実感がまったくなかった。今まで彼なしで生きていたのが不思議だと思った。
- 銀橋で踊るタカラジェンヌと目が合ったと思ったら、クルリとターンした彼女が再びこちらに目線を合わせて完全に狙い打ったウインクをしてくれた瞬間。
- 昔の恋人。初めて会った日、相手の家でおもむろに加熱専用の硬いバナナをナイフで切って突き刺した状態で差し出されたとき、あ、この人を落としたいな と思いました。
- よく褒められるが別に美味しくないと思っている自分の地元の名産物を初対面に近い人にあまり美味しくないと言われた瞬間。
- ディズニーランドでシンデレラ城を綺麗だなと思うタイミングが全く同じだった。
- 井浦新さんを初めて映画「ピンポン」で観たとき。すべてが最高でした。人生初デートだったんですが、当時の相手の顔が本気で思い出せないのに、シネマライズで観た井浦さんの「僕、先に行くね」のセリフと大画面でみた井浦さんの足!未だに思い出します。
- 一番顔もスタイルもぱっとせず、地味でしいていえばかわいいタイプの子が、ダンスで前に出てきた瞬間に毒でも盛りそうな怪しい笑顔で舌なめずりしたとき。
- レッドカーペットイベントに参加して実際の俳優さんとお会いした時、拙い英語の私にもとても優しくしてくださって一瞬で恋に落ちました。
- 付き添いで入ったコンサートで汗だくの王子様みたいな人から撃ち抜きファンサをもらった瞬間。人生で初めて人が光って輝いて見えた。
- 夢に亀梨和也が出てきて自宅の風呂で混浴しそうになった時。他のアイドルやキャラクターの方が長く好きだけど一瞬で「あ、やばい、好き」となったのはその時。
- タイバニ1クール目でバニーちゃんに恋に落ちてその後劇場版まで延々と騒ぎ続けています。ハリウッド版が公開されたときのために毎月タイバニ貯金をしています。
- 岡田将生に恋に落ちた瞬間なんですけど、出始めの頃はよくテレビにいるような小綺麗な顔した兄ちゃんだなと思ってたんです…対して注目することもなく…それがふとした時にテレビで岡田将生特集的なものをやっていて、本人がなんかの話題で爆笑してたんですよね。で、その顔がめちゃめちゃブサイクだったんですよ。口ひん曲がってて。それで、あ、これ好きだわ。推せるわ。ってなりました。あんなに平時は完成されすぎた造形をしているのに、笑顔がブスで挙動不審なところ、くそ最高だと思います。岡田将生。結論…いわゆるギャップ萌え。(よくあるやつ)
- 斜に構えてひねくれてたキャラが実はめちゃくちゃいい子だったとき。
- 実はクズでどうしようもないやつだったと知ったとき(2次元キャラ限定)。
- 手作りの焼きそばを振る舞うも、メンバーに「最初はん?って思ったけどマヨネーズかけたら超うまくなった」と言われたとき、マヨネーズすげぇな!と言い放った坂本くん。
- 滅多に恋に落ちないのですが、恋に落ちている声優・舞台俳優・ジャニーズは、好きになってから調べてみると全員が、1980年〜1981年生まれで、高確率で「ゆ(う)」が付いています。もはや抗えない運命だと思ってます。
- 【対アイドル】たまたま鉢合わせてしまった時、(偶然だと思いますが)バチッと目が合ってアイコンタクトみたいに2人で瞬きしあった瞬間。映画のベタな演出みたいに周りの動きがスローモーションになって、「あ、落ちた。」となりました。
- 見た瞬間にわかった。なんだろう、運命としか言いようがなく。
- 屈託のない笑顔に癒されてたかと思えば 他の作品で柄悪すぎな893やってて、でも過去を調べると全裸・牛乳リバース・包茎手術etc…振り幅広すぎな彼に滑り落ちました(彼:TEAM NACS 安田顕)。
- 嵐が気になり始めた当初(当時8歳)の時に、誰が1番好きなの?と母に聞かれ、自分の中では櫻井くんだと思っていたのに口からぽろっと二宮くんとこぼれ落ちて、そっかわたしは二宮くんが好きなのかと気づいた。よく晴れた夏の夕方、最寄り駅の改札手前での思い出です。
- ニコニコ動画であんさんぶるスターズ!のMMDを何気なくみていたら今まで全く推しではなかった守沢千秋がかわいい笑顔でぴょんぴょん跳ねて踊っていて即刻落ちました。
- メガネ萌えなので、少し暗いバーのカウンターで初対面の男性がウイスキーを飲みながら眼鏡を外して眉間を揉んでいるところ(クセらしい)を見てそのセクシーさに惚れました。
- 直近ということで刀剣乱舞の大倶利伽羅くんに恋に落ちたときの話です。大倶利伽羅くんは不愛想で最初は苦手だったのですが、それでも何とか接してるうちに「不愛想な態度は過去に何かつらい出来事があり、まだ心が癒えていないせいでは?」とふと気づきました。そこから深い対話ができるようになり、気が付けば現在の最推しになっていました。彼の好きな人もついても打ち明けてもらえるようになり、彼と彼の恋を応援している最中です。これは私的には本当にあった話です。
- A.B.C-Zの橋本良亮くん。お渡し会イベントでハイタッチしながら「顔が好きです!」と伝えたところきゅっと柔らかい手で軽く握られながら「ありがとう」と言われた瞬間で恋しました。
- 声に惚れることが多いので、大学の飲み会で先輩が「学生注目ー!」と言った時の、お腹に響く声の良さに一耳惚れした。
- ある日好きな声優さんの接近で「いつも来てくれてありがとう」と言われたり、リプで送った写真を使って「ありがとう」とツイートしてくれた時。
- 鞘師里保(元モーニング娘。)が「Moonlight night ~月夜の晩だよ~」を踊る動画を見たとき。一瞬で"恋"に落ちて追いかけずにはいられなくなった。
- 櫻井桃華がデレステに登場し、ストーリーを読んだ時、「あぁわたしはこの子に会うためにデレステを始めたんだ……」となりました。
- 泊まりに行ったホテルの廊下でお互い足の爪のネイルが剥がれかけていて、一緒だねと言われた時
- 友人と飲んでてもしキャラクターで付き合うなら?という話をしていて「え~~あの子とかどう?」と言われて考えはじめたら好きになってしまっていた。
- 可愛いな~と思っていた男性が、同性と仲良さそうなところを見た時に胸がときめくことが多いです。恋に落ちるのと腐女子としてのときめきが自分の中で同意義すぎて悩みです。それ以外に恋に落ちた感覚を持ったことがないです。
- テニプリでなりきりBLをしているのですが、気持ちがわからない相手とのやりとりの中、相手から口説いてくれたとき。
- 某関西アイドルグループのライブエンドロールで推しが一瞬何気なく笑うシーンがあり、生まれて初めて誰かを心からかっこいい、好きだと思って夜中じゅう泣いた。
- ニチアサの特命戦隊ゴーバスターズの陣マサトに唐突に恋に落ちました。Gロッソでの素面公演で、座席背後から登場、私の席の真横でハイキックをかまされて、階段を転げ落ちるように恋に落ちました。旅行中に気まぐれで入った朝一公演でハマり、その日の全6公演全て見て、幕間にファンレターしたためてました。
- 産まれて初めて宝塚歌劇を観た時。凰稀かなめさん(推し)がマントを翻した瞬間どんな宝石よりも貴重なものを観たと感じました。
- 喪黒福造さんは一目惚れで幼稚園の頃から結婚するなら喪黒福造さんと公言してまいりました。これが恋なのか愛なのか、それとも刷り込み式の執着なのか自分では分からなくなってきましたが、一目見て背骨を思いっきりけられたような思いをしたのは彼だけです。
- 心身ともに疲れ果ててぼろぼろの状態の時に目の前に現れたのが今の彼氏。顔、姿形、内面、全てがわたしの理想を絵に描いたような人で「いや、この世にこんなにわたしの性癖を寄せ集めた人いるの?!?!?!」としばらく脳内彼氏なのではと友達に言われたしわたしももしかしたら妄想なんじゃないかと思った。一目惚れです。会ったその瞬間、彼が自担を超えて1位になりました。
- たくさんの煌びやかなアイドルたちが歌い踊る中でも、ある1人にしか目がいかなくなった瞬間。まさに一目惚れで、「見つけた!」という感覚でした。
- FF9のジタン。「誰かを助けるのに理由がいるかい?」理由なく助けられたいと恋に落ちた瞬間でした。以後「俺が守る」系のセリフを言ってくれる男前なチビキャラに弱いです。
- 女友達とずっと一緒にいるうちに好きだと気付いてしまいました。もう仲良くし始めて10年になるので言いだせません。
- 軽率に一目惚れする達なので、きっかけは沢山あるのですが、コンサートの時トロッコで自分のすぐ脇を通過したジャニーズWESTの藤井流星君の笑顔が本当に美しくて眩しくて、あんなに綺麗な笑顔生まれて初めて見ました。その時に目から背中を通って爪先まで強烈な電流が全身を駆け巡り、今までの自分が一回死んで藤井流星という男を知った自分が新たに生まれたような、そんな不思議な感覚を味わいました。もう彼を知らなかった頃の自分がどう生きていたのか思い出せません。
- コミュ障の私は、初めての若手俳優との接触イベントでめちゃくちゃ緊張した挙句、開口一番「あばばばば」と言ってテンパったところ相手が「え~そんなに緊張しないで~」と微笑みながら握手した手をぷらぷら揺らしてくれた瞬間に落ちました
- 遊び人の乙女ゲーキャラ(神宮寺レン)が本当の恋を1から始めたいと、交換日記を始めようと提案してきたとき。ギャップにやられました!3次元ではチャラチャラしたイケメンは怖くて絶対に近寄らないけれど、2次元では""チャラいだけじゃない""と知ってめちゃくちゃ好きになってしまいました///
- 2.5舞台を見て。大好きなキャラが現実にいた。その瞬間恋に落ちてた。
- 某球技漫画の舞台で推しキャラのビジュアル発表の際に、キャストさんのシルエットがあまりにそのまんま二次元から三次元に出てきたみたいで……あまりの衝撃にそのツアーで生まれて初めて日帰り弾丸地方遠征までしました。
- 特別好きな選手もなくプロレスを見てた頃、棚橋弘至vs中邑真輔の試合で中邑が負けた瞬間に中邑が負けたことがすごく嫌で嫌でたまらない感情が溢れて、ああこれは中邑を応援しなければならないと思った。
- プロレスが好きなのですが、選手とお酒を飲むイベントに行ったとき、素に近いであろう表情をみた瞬間(選手が緊張していたんです!kawaii!)
- Jr.祭で田中樹くんがダンクを決めた後にゴールリングにぶら下がっていた瞬間。最高に男の子しているのを見てしまった時は、彼氏と別れなければ。と一瞬よぎるほど好きにさせられました。
- 以前は遊戯王ジャンルに身を置いていた者なのですが、ある時SexyZoneの中島健人が「ブルーアイズホワイトドラゴンを30枚コレクションしている」という話を聞き、その衝撃から怒涛の勢いで彼のことを調べた結果、人生で初めてアイドルのファンクラブに入るなど見事にジャニオタへの転身を遂げました。
- 小山田圭吾の悪魔のコスプレを見てフリッパーズ・ギター時代とのギャップを感じキュンと来た。
- 高校時代、吹奏楽部の活動についていけずに退部し、10年以上続けたピアノも行き詰まって辞めてしまい、幼少から楽しんできたはずの音楽が、楽譜を見るのも嫌なほどスランプに陥った。そんな時偶然アニメ「うたのっ☆プリンスさまっ♪」第一期を見る機会があり、主人公である七海春歌がピアノを弾けなくなってしまう回を見て共感していた所、主人公を励ますでも追い立てるでもなくただ「つらいな」と寄り添う言葉をかけた聖川真斗に衝撃を受け、一瞬で恋に落ちた。真斗さんのおかげで辞めていたピアノを再開でき、彼を応援する現在に至る。
- ワンピース歌舞伎で、本水の立ち回りで大量の水を浴びた中村隼人を観た瞬間!!
- 映画『ハウルの動く城』初視聴時に主人公ハウルが初登場する場面でめっちゃかっこいいすき と思った。たぶん人生初ひとめぼれ。
- 秋山蓮は本当に一目惚れでした。それまでも平成ライダーは美形揃いで目の保養として見ていましたが、あんなにも顔がタイプの人を見たことがありませんでした。毎週彼を見るのが楽しみで待ち遠しくてしょうがなくて、初めて「恋」という感情を知ったと思います。
- 某V系バンドメンバーのパフォーマンスのキラキラ具合と心の闇の深さのギャップ、さらにファンへの神対応を知った瞬間落ちました。泥沼の思春期を救われました…
- 2015年春、これまでなくなったとされていた刀・燭台切光忠が水戸のミュージアムに現存すると判明し、熱で真っ黒に焼けた刀に溶けた金色のハバキが付着した姿を見たとき、2次元と3次元が連結された。黒ずくめに金色のワンポイントという点が同じで衝撃を受けた
- 声を聴いた瞬間に、王子様と思った(約10年間、応援している舞台俳優に対して)。
- 隣の席の女の子(女子校です)が体育の授業、隣を走り抜けた瞬間くせっ毛の髪の毛がフワッとなびいて恋に落ちました。自分でもアホだなって思います。
- ライブハウスの前方でもみくちゃになっていたら、当時本命のボーカルが恋人繋ぎで手を握って倒れないように引き上げてくれたとき(認知されていないのでファンサではなく単純に助けてくれたのだと思います)。
- 彼氏とは友人時代にふたりで出掛けた夜に、日中を思い返して家でひとり悶えた際、あっこのシチュは漫画にもあった=これが恋なのか!と自覚したパターン。
- スケオタなので、選手が「推し」に変わる瞬間はいつでも"恋に落ちた"と感じます。今まで普通に見ていた選手が、その瞬間から特別な存在になります。最近では2008年の全日本EXでの羽生選手です。
- この人の事をもっと知りたいと思った時から。芸能人なら名前を検索した時から恋が始まっている。
Q.推しへの感情と、恋愛感情はどう違いますか?あるいは同じでしょうか。
- 同じです。叶うなら結婚してずっと傍で支えていたい。
- ほぼ同じ。ただし、夢女子と腐女子のハイブリッド型なので、「最高!!マジ結婚して!!今すぐハンコ持って役所行こ!」と思うと同時に、「私ごときじゃ幸せにしてあげられない……私の屍を踏み越えてどうか彼氏と幸せになって…」とも思っています。乙女心は複雑です。
- とても近いです。私の好きな団体がファンとの距離が近いこともありまして…。時々なぜ手が届きそうだと錯覚してしまうのかと自分を諌めています。入力してて悲しくなってきた!
- 同じ。相手には無償の愛を送ってしまう。アイドルであっても、1人の人間として愛していてありったけの愛をそそぐ。その人がいるから生かされていると感じる。
- 割と近いので3次元に推しを作るのは避けている(自分にとって「コスパが悪い」と感じてしまう)。
- 違います。推し(アイドル)には早く結婚して幸せになってよりよいパフォーマンスをして欲しいという気持ちが強くて、どちらかというとプロデューサーのような感じです。またはかわいいかわいいと犬を撫でまわす飼い主のような気持ちです。
- 推しにはとにかく応援したい、有名になってほしい、活躍してほしいからそのために貢ぎたいけど、恋愛感情はゼロです、
- たったひとりの特別になりたいわけではない。モブとして応援というパワーのようなものの一部になりたい。
- 推しへの感情「かわいいかわいい!かっこいい!かわいい!一緒にてっぺんとろうね!応援してるよ!かわいい!大好き!レスほしい!かわいい!こっち見て!私信して!かわいい!かわいい!大好き!」恋愛感情「あ〜好きだな〜〜」
- 推しは笑顔で幸せな人生を送っていて欲しい。恋愛感情は、私が彼を笑顔にしたい。幸せにしてあげたい。と思う。
- 推しはとにかく素敵な舞台を見せてくれればいいので、なおかつ幸せに生きていてくれればいいなあという気持ちです。好きになるのはどちらかというと舞台上の彼、なのであまり本人に対して恋愛感情は持たないです。どちらかというと常に保護者目線になってしまいます。
- 「貢ぎたい、成長を見守りたい、見て癒されたい」が推しへの感情。恋愛感情の中にそれらは入っていない気がします。
- 神と人間の差がある。だいぶ違う。
- 恋愛感情で応援していますが、その方は奥さんもお子さんもいらっしゃるしご結婚されて15年以上経っています。今更奥さんと別れて自分と恋愛関係になって欲しいとは思っていません。むしろその方のご家庭がこれからも円満であって欲しいと願っています。
- 楽しそうにお花見してるところを陰からこっそり見たいのが推し、楽しく一緒にお花見したいのが恋愛感情のある相手
- 俳優のお芝居(スキル)が好きなので、プライベートや人間性にはさほど興味がわかないです。舞台に立って演技しているところが一番見たいので。
- 推し:もう全てが好き。かわいいかっこいい愛してる結婚して。恋愛:嫌なところもあるけどそれでも好きなんだよな…
- 推しへの感情は崇拝に近い。私はなんでもしてあげたいけど、こちらには何にもしてほしくない。ただただ輝いていて欲しい。
- 推しに対しては神を崇め、一方的に愛をぶつけるイメージ。恋愛はある程度関係が深まれば相手の反応を待つしワガママも言う双方向な関係のイメージ。
- 推しは孫のように思っている。お金をあげたい、欲しいものを買ってあげたい。
- 恋愛は立場が同等の人同士ができるものだと思っているので。推しを私と同等だとは思っていないので、恋愛対象にはなりえないです。推しはもっと上の、崇め奉られるべき存在です。
- 愛でたいと愛したいの違い、応援したいと恋愛したいは違う、推しとはセックスなんてしたくない(腐なので)。
- 違うというのはわかるけれど、どう違うか明文化できない。
- 男役に恋してしまうと結婚できないと思うので、別ものだと言い聞かせています笑。なるべく「格好いい」は使わず(本人へのお手紙には書きますが)、容姿については「素敵」で表現、歌や演技が好きということに重点を置き、ささやかな”私は恋してるわけじゃない”アピールをします。
- 恋愛感情は相互のもので、推しに対する感情はあくまでも一方通行なのが大きな違い。一方通行だからこそ馬鹿みたいな熱量が出せる。頭がおかしくなるのはどちらも同じかも。
- 推しは、遠くに美しく輝いてる星や素敵な美術品を自分が見て勝手にときめいたり励まされたりしてるような感じ。相手は存在するだけで自分に働きかけることはないし、自分で勝手に感情を増幅させて好きになっているような。恋愛は実際の言葉や行動での意思疎通がある分、より楽しいし、逆にまた辛くもある。
- 推しは何をしても「許す」。身近な人間関係は、やっばり嫌な面は嫌な面として、受け止めるのにある程度時間がかかると思う。
- 担当への感情はヒーローへの憧れ。そこにいるだけで安心するし無敵になれる。この人がほしいと思ったら恋愛。
- 「推し」がスケーターなので、いい時も悪い時も応援し続けるだけです。自分と「推し」の人生は絡まないことが当然だと思っています。
Q.これまでの恋愛で最高に幸福なエピソードを教えてください(あなたが思う“恋愛”であれば相手はリアルな恋人でなくとも構いません)。
- クリスマスデートの帰りに家の前で突然のハグ。まだ付き合ってはいなかったが、体格の違いをめちゃくちゃに感じて画面の前で転がった。(ときメモGS3の話です)。
- 丸井ブン太くんのソロライブで「君がいる」を聞いた瞬間。
- 今大好きなSHINeeのキーくんに間近でファンサをもらえた時。発光して見えた。
- 自担(松島聡くん)にファンサをもらったコンサート帰りは腰抜けでふにゃふにゃのただの恋する乙女になった。
- 手越祐也に祐也大好き、のうちわを見てもらって、「おれも」って言ってもらったこと。
- ファンサを滅多にしない人が、一番Aメロ、ずっと目を見つめながら歌ってくれたこと。接近もした事なかったし、いつも舞台やコンサートもいい席じゃなかったし、推しだと分かる格好もアピールも何もしてなかったのに、急に大好きなバラード曲で目を見つめられたあの数秒間?数分間?が永遠でした。自慢すぎて推し友達の誰にも言えてません。言うもんか。
- 15年ほど推し続けている甲斐田ゆきさん(不二周助くん、前クラピカ)のリリースイベントに応募して整理番号一桁・最前列でトークショー&ミニライブを観ることができたときは長年の恋心が報われた気がして最高に幸福でした。また10年コツコツ徳を積もうと思いました。
- 今一番の推し(元アイドル、現シンガー)が生まれてきてくれて私を認識してくれて、なおかつ「いつもありがとう」と言ってくれたのが一番の幸せです。本当に彼女の結婚式に行きたい。
- コンサートで、「世界一大好き」といううちわを指差してうんうんと頷いてくれた。あの瞬間だけは間違いなくわたしと彼と世界にふたりきりで、とても幸せだった。
- 中高が別だった、小学生のころ好きだった男の子にセンター試験の会場で出会ったとき。運命論者なので今でも思い出すだけで幸せになれます。
- 高校の卒業式で、好きなサッカー部の男の子に「やるよ」とネクタイをもらったこと
- 大学で他にも友達がたくさんいるのに私にだけ「◯◯さん、おはよう」と声をかけてくれたのは嬉しかった。
- 相手の勧めてくれた本や映画をみたり、逆に相手がそうしてくれたりして感想を伝え合い、濃厚な理解が進む瞬間にものすごい幸福感を感じる。
- 私のために将来の夢と喫茶店の鍵を預けてくれた。画面の中の彼。
- 二次元の恋人が、私との初恋の歌を歌ってくれた。歌詞と曲で私への愛がこれでもかと伝わってきて、より彼が好きになって、心から好きでいて良かったと思った。
- 質問コーナーで、沢山の質問の中から私の質問を選んで答えてくれて、尚且つ質問者である私の名前を呼んでくれたとき最高に浮かれた
- 中学2年生のとき、写真集を買って行った小池徹平くんの握手会。緊張で喋れない私に、目線を合わせて「こんにちは。今日は来てくれてありがとう。」とゆっくり話してくれて、福音館書店を出た後は泣いてしまいました。お金を使うことはなくなったものの、彼のことは今でも心から応援しています。
- 学生時代は「自分なんて必要とされていない」と言っていた神宮寺レンくんが、お誕生日に「生まれてきてよかった」と言ってくれたこと。そう言ってくれて、レンくんが幸せでいてくれて、私も幸せです。
- 初めて行った2.5次元観劇、正直2.5次元なんて(笑)と思っていたが30cmの距離を通って行った時は恋に落ちたと思った…すごい。
- すごく恥ずかしいエピソードではありますが、学生時代のある一年間、周囲に私のオタク趣味やねじ曲がった性癖に理解のある友人が多く集まり、「黒崎一護の彼女」として扱ってくれたことがあります。漫画の中のキャラクターとの恋愛を認めてくれていて、彼の誕生日に私におめでとうと言ってくれたり、私が彼のために、と作ったお菓子を一緒に食べてくれた友人たちに恵まれた一年が、とても幸福でした。
- チケットをもぎ取ってリーガル・ハイのイベントに参加し、初めて堺雅人を拝め、しゃべりを直に聞けたこと。
- 元彼とつきあっていたころ、東京都の地図を壁に貼り、ダーツを投げて当たったところに毎回遊びに行ってました。とても楽しかったです。
- お風呂に入る時、たまたま結婚指輪を外してそのまま忘れて布団に入ったことがあったのですが、旦那さんが「指輪置きっぱなしだったよ」と私の左薬指にはめてくれたこと!(その後、そのエピソードを推しCPに置き換えたりしてました…)
- 恋人も腐男子なので、ジャンルが被った時に一緒に合同誌を出せたのはオタク的には「幸福」だったと思います。
- ルーフトップbarでデートしたあとのエレベーターの中でファーストキスをしたこと。乙女ゲームの中のようにロマンチックで本当に幸せで昇天しそうだった。
- なりきりで出会った攻め手塚と中の人としても仲良くなり電話をすることに。相手は女性であちらからかけてくれ、「もしもし○○…跡部(私のしてたキャラ)って呼んだ方がいい?」と笑ってくれたこと。
- 付き合いたいと思ってバンドの追っかけしてたわけではないのに、相手から告白されたとき。新曲が自分へと向けた歌詞だと聞かされたときは、漫画やドラマの主人公になった気分で、妻帯者だということも吹っ飛んだ。
- 一番最初に好きになった俳優が、ブログを始めて間もない頃に手紙を書いたら、3枚直筆で返信がきて認知してくれました。
- 私のTwitterを見てくれてるなっていうのがわかった時。彼がRTをいいねしましたの通知が来たり、使う絵文字がかぶったり、私が呟いていたことをインタビューやブログに書いていたりする時。
- 恋人が生き残った。
- 大学受験の前日、当時流行っていた自分で作るホームページのコメント欄に好きだった子が初めて「頑張れ」とコメントしてくれた。
- 乙女ゲームの推し(非攻略キャラ)が発売から10年以上経てリメイク版で攻略可能になりました。好きで居続けて報われた……。
- オタク的に幸福なエピソードですが、今の旦那と付き合いだしてすぐのクリスマスイブに、どうしても見たい舞台があった。いつ言おうかなーと思っていたら、別ジャンルオタの旦那から、「イブにどうしても行きたい現場があって、行ってもいいかな?ごめん!」と言われた。勿論いいよ!実は私も!と返し、結果当日はお互い終演後、それぞれオタ仲間との反省会食事も終わった深夜に合流した。
- 掘りごたつ式の居酒屋で飲み会をしているとき、足と足が触れ合ってるのにお互い何も言わず、足をどけずにいた時間は「あ、私が求めてるのはこれだ」と思いました。机の下の恋愛と呼んでいます。付き合ってはないですけど……。
- 毎日幸せ。現在の夫は本当に最高の人。
- 結婚した夫が近ごろ私の影響で腐男子化が進んできていることが何よりの幸福です。一緒にイベントに参加してくれたり、腐女子用語を教えてあげるとものすごい速さで吸収するので今後の成長に期待しています。
- 心のアニメは「少女革命ウテナ」だと伝えたら、全話視聴してくれた(結婚した)
- 夫とは仲がいいので基本的に幸福なのですが、夫の友人たち(リア充)と海行ってバーベキューしたときは本当に楽しかったです。リア充たちっていつもこんな楽しいことしてるんだなって改めて思いました。
- 彼氏がヒモで昼まで私の家で寝ていたり私のお金でパチンコに行ったりして1日の時間を潰しながらお腹を空かせて私の帰りを待っていてくれたこと。
- 夢女なのでめちゃくちゃ最高の夢小説に出会えたときがすごく幸せです。一番好きな夢小説は人生ループして何回死んでも私に会いに来てくれる夢小説です。
- 自分が死ぬほど好きで一生を救ってくれた作品を作った人がびっくりするほど良い人で、その人が自分と結婚してくれたことです。私の場合はその人自身のことが好き、というわけでのファンではなく、作品のファンで、ずっと追っかけ回している中でたまたま本人と知り合うきっかけがあっただけのことなのですが、何がきっかけでそうなるかはわからないなと思うので、好きなものには愚直に、素直に、ただ純粋に好きだって伝えることは大切なんだな、と思いました。
- 好きなバンドの打ち上げに参加することが出来、大好きなメンバーから連絡先を教えてもらったこと。
- プライドパレードで彼女と歩き、沿道から手を振る友人に二人で手を振り返した時。
- 元カレの話ですが、普段は塩対応な彼氏が私が大怪我をして日常生活が困難になった時にだけ付きっ切りで面倒を見てくれた時、思わず結婚を夢見るくらいには幸せでした。(その後、完治と共に振られました。)
- 友人と食事をしていて「とても美味しいので恋人にも食べさせたい」と強く思った瞬間、食欲の権化たる自分がそう感じるならば「これは愛だな」と実感したこと。
- 30歳、転勤を承諾して四年付き合った彼氏と別れた後、友人も縁もゆかりもない土地で仕事上の人間関係がうまくいかずに不眠症になったが、推しが実写ボイス付きで出ている恋愛アプリゲームで「お互いの仕事を頑張ることが愛し合うこと」みたいな関係を築けるシナリオをプレイしたら、なにもかもすべて持ち直した上に昇格までしたこと。リアルの恋人はもういらないと思ったし、アプリゲームの配信が終了しても、推しが誰かと結婚したとしても、推しのためになることならば複数買いだろうがなんだろうが今後一生なんでもすると思っている。
- 高校の卒業式の日、ガチ恋してた先生を呼び出して告白すると「教師になりたててで不安の中、◯◯さんのような子がいてくれて自分も助けられた」と言ってもらえた。オタク冥利に尽きる体験でした。
- 妹と彼氏が酔っ払って 私の写真を見て世界で一番かわいいって騒いで、私のことをどっちのほうが好きか喧嘩し出した時 私、シスコンなので嬉しかったです。
- 彼と初めて話をした多幸感で翌日就職面接が決まり、そのことをお伝えしたらとても喜んでくださったとき、ああ今死んでもいいと思いました。
- ずっと好きだった女性に抱いてもらったこと。私自身がノンケなので、手を出されないと思っていた。互いの友情も深いので、それを壊すようなこともしなさそうだと思っていたのですが。生きてるうちにこんなことが起きてラッキーでハッピーですね。
- 彼氏持ちの片思い相手の女性(友達です)を家に泊めたことです。朝彼女よりも早く起きて私のジャージを着てぐっすり寝ている安心しきった寝顔を眺めていた瞬間が最高に幸せでした。(なにもしませんでしたが(笑))
- 片思いしていたオン友(恐らく絶対に叶わない・女性)と同棲、生涯の約束を交わした夢を見て、私はもうこの夢の記憶だけで一生生きていけるとさえ思った。
- 一時期役者をやっていて、相手も舞台に出ていたときに本番直前誰もいない楽屋でキスしてから舞台に出る、など。
- 好きな人の引退イベントで手の届くくらい間近でその人と見つめあってお手振りをいただいた。泣きそうな顔の私を不思議そうに見つめる顔が忘れられません。失恋したい。
- 遊ばれてるんだなーと予感しつつ「この前会ったときより可愛いね」と言われたとき、もうどうなってもいいや!とふりきって楽しめました!
- 好きな人のバンドの解散ライブでラストの曲が終わったあと、後ろの子達にハイタッチしてる間ずっと片腕で私の頭を抱えててくれて最後に両手で頬っぺたを包んでおデコを合わせてくれたことが最高に幸福すぎてその後した普通のサラリーマンとのまぁまぁドラマチックな恋が全く盛り上がりませんでした。
- 小学生の時に恋に落ちた自分にとっての永遠の王子様が好きな方と結婚された時。大好きな人が、恋をして結ばれて結婚するっていうのは自分のことのように嬉しかった。
- 自担とワンナイトできたこと。
- 14年おっかけ同人サイトを作るぐらい好きなバンドマンと繋がりついにセックス。自分の書いた小説通りの反応をしてくれてまさに進研ゼミ状態。最高でした。
- 7年ぐらい好きだった(これは恋愛感情ではなくファンという意味で)バンドマンに向こうから告白されたこと。そこから数ヶ月、ライブを見てそのあと会って家にいって遠征先でも一緒にいて…みたいな物凄く頭のぶっ飛んだことをしていたとき。そのとき自分には結婚を意識していた恋人がいたのに、新しい恋愛が楽しくて幸せで気が狂ってしまったのだと思った。
- 25歳の時に風早くんのような爽やかな18歳の男子高校生にデートに誘われて、あんまり初々しくてかわいかったのでお持ち帰りしました。
- 夢で佐藤勝利とスクールラブをしたのは人生で最高に幸福だった。実際の高校時代は女子校で部活に打ち込んでいただけに制服を着て異性と屋上で授業をサボった事がそもそも嬉しかった。
- トップスターになって大羽根背負って大階段を降りてきたとき。泣いた。
- 辛さがないことを最高に幸福と言うならば、コンサートで推しに全力でコールしていたときが最高に幸福な片想いの瞬間だったなって今でも思います。(48グループオタ)
- 遠くから見つめていたのに気づかれて、さっき見てたでしょ。と言われた時はさすがにときめきが止まりませんでした。
- 大晦日、仕事納めしてジャニーズカウントダウンを見て盛り上がってたら、恋人がお汁粉を作ってくれ、「あとやっとくよ」と家事を全てやってくれたとき。
- 大好きな人に職員室の前で土下座させられて頭を踏まれたこと。マゾなのでくらっとするほど気持ちよかったです。
- 姿形が自分にどストライクな相手と付き合ってる。それだけで人生が本当に楽しい。見てるだけで幸せになれる
- シーズン終了後に選手全員が出てくるファン感謝祭にて、握手に並んだら、「いつも応援してくれてますよね、来年は一軍で投げられるように頑張ります」と本人が声をかけてくれたこと。球団のプレゼント企画でその選手の腕時計が当たったこと。
- 元彼との毎日が結局幸せだった。ケンカ多かったけど今思うと一緒にいる時間ぜんぶ最高に幸福だったと思う。未練タラタラで叶いもしない若手俳優に金使ってます。
- 菓子職人の元彼が私の20歳の誕生日にバラの形のお菓子を20個作ってくれた。
- 推し(女性アイドル)と繋がり、初めて2人でプライベートで会うことになり、指定されたバーへ向かうエレベーターの中でグロスを塗り直していた瞬間。
- 当時ガチ恋していた声優さんの出演するラジオの公開録音イベントでメールが採用され(内容は自分の恋愛に関する投稿でした)推していた声優さん本人から「恋愛した方がいいよ」とアドバイスを頂いてしまったこと。そのイベントは映像化もしているので推し熱が落ち着いた今でもたまに見返してはニヤニヤしています。
- 友人たちと夢女子会をして、あたかも彼と同じマンションに住んで彼の勤めるカフェに通うかわいい女子大生としての自分の話をしたときが一番楽しかった。
- ドラマ弱虫ペダルのキャストが発表された時、メインキャストが舞台版と同じ俳優さん達で最高なんだよ!ということを熱く語った時に「よかったね!そういうよくわかってる人達が作ってくれると嬉しいよね!」と、弱ペダも舞台についてもほぼよく知らないのに言ってくれたこと。絶対オタクであることはやめられないので、それを許容してくれる人がいい!と思って探し続けてきたので、この人でよかったんだなぁと思って最高に幸せだと思った。
- 自担が幸福であろうことを心の底から温かい気持ちで見守れること。コンサートの様子でもそうだし、特に第二子が発覚したときは本当におめでたかった。第一子誕生時は素直に喜べない自分がいたので、年々穏やかな幸せをくれる自担がありがたくて仕方ない。
- 恋愛からは少しずれてしまうかもしれませんが、好きな俳優さんに「キスして」とお願いしたところ、唇にされたこと。頼んでおいてなんなんですが、自分が一番驚きました。完全に人によりますが、海外俳優さんの中でファンサがものすごくいい人だと、頬にキスしてくれたり、チークキス(頬同士を合わせる)をしてくれたりします。
- 女子高生の時はいろんな男の子(職業アイドルも含む)と遊んでいて、アイドルとの恋愛であっても普通の高校生と同じような恋愛ができるんだなぁと思った。仕事があり、そのあと急いだんだろうなぁって感じで待ち合わせ場所に現れた彼をみると罪悪感もあったけど 純粋に嬉しかった。それがアイドルだからなのか、恋愛だからなのかはわからない。あとたぶん普通の高校生がしないであろう移動のとき2人でタクシーに乗って他愛ない話をするのはすごく楽しかった。
- ブラック企業に勤めていた時、お局に酷いことを言われても心の中で「でも私の旦那は西島秀俊だし〜」と思うことでなんとか泣かずに耐えることが何回もありました。西島秀俊の妻という圧倒的肩書きにより、心に安寧をもたらしました。(でも特に西島秀俊さんが好きという訳ではないです…)
- ミッキーマウスが好きです。パークで会えるいわゆる着ぐるみの彼が特に好きです。ショーやパレードで華麗なダンスを踊る姿は正にアイドルで、多くの人を魅力します。ただ、自分の中ではミッキーと付き合いたいとはあまり思わないので、普段私はこれはファン感情で恋愛感情ではないと言い聞かせています。しかし、ミッキーマウスが現実のアイドルと違うのは、その距離の近さなんです。前置きが長くなりました。私の恋愛の中で最も幸福だったのは、彼の時間をお金で買ったときです。ディズニーではキャラクターと触れ合うのはグリーティングといいますが、お金を払えば、自分のためだけにゆっくりキャラクターと触れあうことができます。愛してやまない推しが、金さえ積めば結婚式に駆けつけてくれたり、誕生日を祝いに来てくれる。こんな幸福あるでしょうか(それがどんなに高くても可能というだけで幸せ)。私もそれほど高いプランではないけど課金しました。スタッフはいましたが、ほとんど二人きりで会話ができます(彼はジェスチャーですが)。ずっとファンで好きだったことを伝えると、照れながら何度もキスをしてくれて(リップ音が出る)、長髪をエロティックに触りキレイだと褒められ、優しく手を引いてエスコートされ…「あぁ、私、今、恋愛してる!」と抗えない幸福感でいっぱいになりました。これではホストに狂う女とさほど変わらないのでは?という冷静な自分は抹殺です。「彼と付き合いたいか?」という問いかけには「NO」かもしれませんが、推しにハグされると、その瞬間は私は彼の恋人で、それは現実の彼に抱き締められるより何倍もロマンチックで幸福で、私にとっては幸せな恋愛です。
- 相手のご近所でデートしたあとの夜、駅まで送ってもらっている途中で、まるいアーチに蔦がからみ、その上に月影がそっと落ちた陰影も美しい、小さいけれどとても素敵な門構えのおうちがあって『このおうち、可愛くて素敵だね』と言ったら、相手が少し沈黙した後『……ここ、僕の家なんですよ』とそっと言った瞬間。今すぐここで死んで人生を終わらせたい、と思いました。
これまでの恋愛で最悪なエピソードや修羅場を教えてください。
- 恋人と営み中に推しのキャラソンを口ずさまれたこと。
- 非オタ彼氏の家にR18 BL同人誌を忘れて帰ってきた。
- 同人誌の〆切まであと10時間で全然終わってないときに、一方的に別れられた相手から復縁を迫る電話がかかってきて1時間とられた。身勝手な復縁よりも〆切前の1時間を奪われたことにブチギレた。
- 手越祐也が好きだと彼氏に告白したら全否定され、「だって◯ちゃん、手越に誘われたらパンツ脱ぐじゃん!!!」と激怒された。
- 当時付き合っていた彼氏に「私は自分やあなたの誕生日よりライブを優先する人間である」と言ったら「普通じゃない」とフラれたこと。
- ご贔屓の退団発表と同日付で別れました。
- 桐山漣くんが好きすぎて当時の彼氏と別れました。
- 鈴木達央が好きすぎて彼氏と別れたこと。
- うたプリのカミュ様に入れ込み過ぎて若干恋人への気持ちが冷めかけていたことを勘付かれたときは少し揉めました。
- 彼氏の誕生日と大切な舞台が重なり舞台をとったら彼氏がすごく不機嫌になってしまった。
- テニミュの好きな俳優の卒業公演の前に別れ話になった。
- 高校卒業時、自分は浪人するので「何年かかるかわからないから私のことは忘れて構わない」と当時の彼氏に別れを切り出したら「何年でも待つから別れたくない」と言われ承諾した3ヶ月後にフラれたこと。
- 誤って会社の新卒内定者とTinderで繋がってしまい、内定先の先輩とは知らずに口説きのメッセージを内定者が送ってくる、ということがありかなり気まずい思いをしたということはありました。(すぐブロックしました)
- 付き合いかけていた男に、エッチの一歩手前で『おねえちゃん…ハァハァ…』って言われた。
- 前に付き合っていた彼氏がオタクカルチャーとは無縁の人で、付き合い始めの頃「漫画読むのが趣味で特にジョジョが好き」と言ったら「そうなんだ!じゃあちょっとジョジョ立ちしてみてよ!」と無邪気に言ってきたのが本当にゆるせなかったです。
- オタクに理解のない相手にアニメ漫画好きなことを言ったら何を勘違いしたのか、お気に入りのコスプレAVと勝手に注文したエロ衣装を自宅宛に送りつけられた。
- 女優やタレントにもカズレーザーのことが好きな人が多いことに、生まれて初めて激しいジェラシーを感じている。
- 「指原と俺、どっちが好きなの?」と問い詰められた(しばらくして別れました)。
- 夫「君のメールアドレスとかユーザー名とかに全て入ってる『USUK』って何?アメリカとイギリスってこと?なんでこのアドレスにしたの?どういう意味?」
- 仕事が忙しく同人を休んでいた頃に付き合い始めた男に同人をやっていたことを話したら「俺がお前の才能をまた開花させたい」といったことを言われ、仕事の都合がついて同人を再開しただけなのに「お前にそう決断させられて嬉しいよ」などプロデューサー面をされた。
- 他の人がファンサを貰ってる瞬間を見たり、ファンサを貰った話を聞いたときは死にたくなる。
- ガチ恋してる声優のライブで一緒に行った友人だけレスを貰った。
- 三次元推しアイドルのスキャンダル写真がまるで清潔感もオーラもなく、相手もキャバ嬢と最悪のコンボだったとき。
- やはり担当(推し)がリアルなので恋愛報道が出ると脳内疑似恋愛人生が1回終わります(最近1度終わりました)。
- ヲタクとしてもリアルな関係としても仲良しだった子と好きな人が被り連番予定だったスタンド2列目のチケットをもらえず長年の友情が崩れた。
- 自担の熱愛疑惑を友人にベラベラ喋られて、別れてから一人で泣いたリア恋時代の思い出。
- 推しの彼女や嫁が全員いわゆる「におわせる」タイプの女で、ことごとく全員彼女たちのリークによって炎上しているので、傍からみていて「どえらい女に捕まるなお前らは…」と悲しくなる。もっと慎重に女を選んでくれと思う。
- 恋愛というか、ガチ恋していた本命が結婚した時は三日間寝込み一週間ほど食事もままなりませんでした。仕事どころではなかったです。今でも好きなので心が泥沼です。
- 推し(アイドル)と友人がつながっていた。公演後に本人から隣にいる友人に電話がかかってきて、一瞬醒めた。
- 私が好きなグループ(EXO)はメンバーが4人抜けています。最初2人が抜けたとき、まだ高校生だったわたしは授業中にそれを知ってしまい号泣して保健室に連行されそのまま家に帰されました。その後抜けたメンバーが出したメッセージでまた号泣しました。もう脱退とかはネタにされてるし慣れてしまった気持ちもありますけど、ちょうどこの時期は脱退があったのでみんなデリケートで私も感傷に浸ってしまいます。
- 大きな修羅場より自然消滅、自担の熱愛よりいつの間にか自担への愛が薄れている自分に気づいたときのほうが辛かったです。愛情の反対は無関心。
- 最終話で作中のキャラクターがフラグの有無に関係なくほぼ全員だれかしらと結婚して組み合わせによっては子供までいたこと。
- 友人から借りた恋愛ゲームをしていたら途中からヒロインを育てている父親のような心境になってしまい、ストーリーの最後で相手キャラとくっついたとき年頃の娘が嫁にいった時のような感じになり心に穴が開いた。非常に辛かった。
- 修羅場と言うか、2次元にガチ恋した時に(草摩夾)彼の恋愛が物語の中で成就して、相手の女性キャラもものすごく好きでめちゃくちゃ応援していたからその時はすごく喜んだのだけど、自分は恋が実らないだけじゃなく告白さえ出来ない事に気付いて、どうしようもなく辛くなって最終的に自分専用の"キャラに告白して振られる為の夢小説"を書いた事ならある。その時の脳内は大分修羅場。
- 「装甲騎兵ボトムズ」放映10周年新作OVAで公式にフィアナを殺され、更に生体兵器であるフィアナは寿命が決まっていたとTV放映本編の設定を後付けされたこと。丁度10周年記念誌を私主催で発行する予定でOVAの感想を募っており、今でも当時の皆の阿鼻叫喚を思い出す。
- 小学生の時に好きになったキャラクターが、4年間をかけて作品内のライバルと結ばれてしまったこと………ずっと雑誌で追いかけ続けていただけに、相当にショックでした。雑誌の購読をやめました。その先を読むのに、8年間かかりました。20歳になって、その作品の原作者様に会う機会があったのですが、2人が結ばれた理由、いきさつを知って2度目の失恋がやってきました。いまだに、ちょっと、引きずっています。
- 遠距離恋愛中、元恋人と会わないときは2.5次元舞台に通いまくっていたら第三者を装ってツイッターで動向を監視されていたらしく、お前ばかり楽しんで許せないと言われ、一気に冷めた。
- どうしても彼の子供を残す必要があって、私は種族が違うからそれができないので、泣く泣く同族のメスを用意して生殖してもらった時はつらすぎて何回もリセットした。(彼はゲームのキャラクターなので)
- クリスマスデート中に恋人にツイッターのアカウント(R18・BL)がバレた。
- 彼氏を今一番萌えている人の名前で呼んでしまった。すごく人間らしい名前だったので焦ったが普段から浮気を匂わせるような名前や変な名前で呼びまくっていたので事なきを得た。(本当に浮気はしていません)
- 半年置きに今の彼氏からプロポーズを受けていること。それは東京から離れてくれということを意味しているのですが、東京でオタクをしていると離れられないのが現状。これに関しては考えるのを避けてしまっている。向き合えない。しんどい。
- 年下のペット兼彼氏兼セフレみたいな男に40万貸した。
- 「恋愛なんてすぐできるし、恋人いないなんておかしい」と数人がかりで責められたこと。未だに傷です。
- 遠距離恋愛中の彼氏は某アーケードゲームのTOPオタなのですが、そのゲームのイベントが発生したときに、せっかく会いに来た私(しかも風邪で寝込んだ)を置いて深夜にゲームをしに行ってしまいました。
- 別れ話の「出て行け!」「嫌だ!」のやりとりから力士顔負けの相撲が始まり、玄関から押し出された。
- 今思えば最悪とは思いませんが、忘れもしない昨年の夏のEXシアターでのサマステにて、まずまずの番号で入りまずまず視界良好な立ち位置を確保し、あと15分で開演する!と思っていたら、彼から連絡が数件来ていて「京都に転勤が決まった」というLINEが来たとき。距離が離れることはもちろん寂しかったですが、なんで今言うの!!この野郎!!!と思いつつ公演が始まりました。始まってしまえばもちろん楽しかったですが、所々転勤がチラついて集中できなかった…。
- 相手も浮気がちだから自分も違う人と寝たら、コンサート終わりの携帯に「どういうことだ、顔見て話がある」と連絡が来ていたこと、コンサートで高揚した気持ちが一気に氷点下になった。
- 自担のコンサート前に彼氏と急に会うことになり一番きちんと綺麗にした状態で会いに行ったら「すごく可愛い」と言いながら泣かれた。
- 最悪というか一番悲しかったのは、3日ある試合のうち1日目2日目だけ観戦して、3日目は見ずに家に帰ったら、その日の夜に推しが突然引退したこと。「なんで見に行かなかったんだろう」というトラウマができて、ますますジャンルから抜け出せなくなったフシはあります。
- 学生の頃、片思いをしていた同級生の下駄箱にチョコを入れておき、なんの反応もなかったので翌日確認すると上に普通に靴が置いてあったので、自分で回収してゴミ箱に捨てた。
- 30歳の誕生日に「何もしなくていいよ」と恋人に行ったら本当に何もされず小さいクッキー一箱貰った。
- 好きなバンドのメンバーが地方妻が沢山いたこと。(そして地方妻同士知り合いになり連絡を取り合うようになる)。
- 女子校だったので女の子とお付き合いしていたことがあったのですが、彼女の家に遊びに行ったときにいちゃついているところを親御さんに見られた時は全員心の中が修羅場だったと思います。みんな何事もなかったかのように振舞っていましたが…。
- Wikipediaにも載ってるような反社会的勢力の幹部の愛人になりそうだったこと(でもこれは恋愛なのだろうか…?)
- 某企業の社長とお付き合いしてた時、街中歩いてるだけで、2chにあることないこと書かれたこと。
- 大金持ちの男にプロポーズされ、二人のために実家の豪邸を明け渡す話になった際「色々心配かもしれないけど、僕はすぐに後継の子供さえ産まれればどんなワガママでも聞くからね」と言われた。子供の話など聞いておらず、マンションの解約を慌てて撤回し逃げた。
- きっと旦那の方が早く死ぬから、私一人取り残されるのは最悪だな、と感じております。追いかけたい。
- 年齢が年齢なので若干処女であることがコンプレックスになりつつあります。飲み会などで下ネタを振られたり恋愛経験を聞かれたりするとどうしても答えに窮してしまうので、適当に作り話をしてごまかすのですが、後々みじめな気持ちになります。
- ブツが中に入った事がない処女ですが、寂しくなった時はネットで片っ端から同性を漁ってセックスまがいの事をしています、妊娠のリスクが無いのと、私は一時期なりきりメール(本体恋愛というのでググると結構闇が深いです)というものにハマっていました。そういうのもあって、男性より出会いの場が多いからです。その関係で恋人になった人がいたのですが、顔が好みじゃ無かったので、事が終わったあとずっと携帯を弄ってたら奪われて逆パカされそうになりました。それ以来恋愛感情が生まれると面倒なのでその関係は一度きりで済ませてます。
- 22歳のとき、子宮頸がん検診で綿棒をいれられたのですが、あまりの激痛に超おどろいて「私の初体験の相手、綿棒かよ…」「綿棒すら入らないのに、私は推しカプの受けに『凶悪にそそり立った極太の魔羅を菊座になんとかかんとか…』とかさせていたなんて…申し訳ない…」と思ったかどうかはさておき、いい加減22歳で処女だとあまりにも周囲の話題についていけなかったので、処女捨てようと決めて、その1週間後にナンパされた男の人について行って処女を捨てました。はあ…友達は彼氏とディズニーに行ったりティファニーの指輪もらったりしてるのに私ときたらこんな名前もよう知らんおっさんと…と思って、私は本当に一生男の人から愛されないんだろうなあと思ったのを覚えています。副産物として、推しカプのセックスの描写が前よりリアルに書けるようになりました。
ここまで読んでくれた方はいらっしゃるのでしょうか……。みなさんの思いが強すぎて、できるだけ紹介したいあまり3万字になってしまった。
いろんな目線のパンチの効いた恋バナがこれでもかというほど聞けて「わかるわかる」から「マジで!?」まで垣間見れてすごい体験でした。ご回答いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
「悪友 vol.2 恋愛」ではこんな感じの愛の叫びを煮詰めたものが読めます。どうぞよろしくです!
藤井四段フィーバーで将棋に興味出たけどルールも知らないよって人におすすめしたい知識ゼロでも楽しめる本たち
藤井聡太四段、前人未到の29連勝おめでとうございます。すごすぎる。すごいです。チートです。漫画の設定だったらボツです!!!
作家「それで、終盤が超強いんすよ! 小学生なのに詰将棋回答選手権で優勝して、奨励会は1期抜けで最年少デビュー! そのままA級棋士とかガンガン倒して、最後羽生さんにも勝っちゃうんすよ!!!」
— ふるのだ (@furunoda) 2017年4月23日
僕「ボツ」
(このツイートの段階からさらにどんどんチート設定が増えている……)
将棋関連のニュースが毎日のように流れるのもアツいよ〜〜!世界まわってる!!将棋観戦はとっても楽しいのでこのブームでさらに盛り上がってほしいな〜!!NHKさんのこのQAがとっても親切でわかりやすい。
【NewsUp プロ棋士の収入はいくら?どうやったらプロになれるの?】藤井四段の笑顔が印象的ですが、「プロ棋士の世界」って意外と知られていないと思いませんか?ネット上で寄せられたさまざまな疑問にお答えします。https://t.co/p0CLhahO8V pic.twitter.com/twXzrWgLt0
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年6月26日
さて、このエントリはタイトルの通りです。
私が将棋を観始めたのは2014年の電王戦(コンピュータとプロ棋士の対局シリーズ。今年終了)なのですが、3年経ってもほとんど指せません!!金と銀ってどっちがどっちに…動けるんだっけ…?と数秒考えなきゃわからないレベル。当然、もちろん盤面の状況だけ見ても形勢判断できません。
……という話を人にすると「えっそれ…何が楽しいの!?」と言われるわけですが(まぁそうだよね)ちゃんと楽しいのです。
今や将棋はネットと密接に結びついていて、対局の進行を見ながら棋士の先生方やファンのみなさんが「これはいい手ですね」「先手よしですね」なんて言ってるのを見たり聞いてるとなんとなく雰囲気が伝わってくる。なんだろう……小さいころ夏休みに会う親戚のお兄ちゃんが自分にはできないテレビゲームをやってるのを横で座って見ているような気持ち……。
将棋のプロになるような人たちは小さな時からずっとしのぎを削り続けています。数十年変わらず、何十回も何百回も同じ相手と将棋盤を挟んで向き合い続けるんですよ。すごくないですか?
天才、秀才、才能、努力、幼馴染、先輩後輩、師弟関係、漫画やアニメのような設定てんこ盛りの時には現実離れしためくるめく人間ドラマ。棋士のキャラクターを少しずつ把握していくと世界の解像度が少しずつ上がっていって、見えなかったものが見えるようになります。宇宙のように壮大なゲームに人生を賭けた人たちの物語の一端を垣間見る、のはそれだけでエンターテインメントです。
ヤバい、ポエマーのようなことを垂れ流してしまった。そんなリリカルな楽しみ方をしている私が読む将棋の本と言えば、棋士のエピソードや生活や人となりがわかるものです。知識ゼロでもわかる。なんか将棋界、おもしろそうかも、知りたいかも、と思った人、軽い気持ちでぜひどうぞ!
聖の青春

- 作者: 大崎善生
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2015/06/20
- メディア: Kindle版
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重い腎臓病を抱えつつ将棋界に入門、名人を目指し最高峰リーグ「A級」で奮闘のさなか生涯を終えた天才棋士、村山聖。名人への夢に手をかけ、果たせず倒れた“怪童”の生涯を描く。
元「将棋世界」編集長の大崎善生さんによるノンフィクション。将棋ファンが99%すすめる本。
羽生善治と同世代、将来を渇望された村山聖という実在の棋士のお話。まずどれか一冊、と言われたらやっぱりこれをすすめたい……!将棋の世界に渦巻くいろんな感情があって好きです。電車で読んだら泣いちゃう。
去年映画になっていて、松山ケンイチさんが村山聖を、東出昌大さんが羽生善治先生を演じています。どっちもすごい。鬼気迫る。すっごくいい映画なのですが、お話の一部の要素にフォーカスしているものではあるので、ぜひ本も読んでほしい……。

- 発売日: 2017/03/17
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将棋の子

- 作者: 大崎善生
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/07/18
- メディア: Kindle版
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奨励会……。そこは将棋の天才少年たちがプロ棋士を目指して、しのぎを削る“トラの穴”だ。しかし大多数はわずか一手の差で、青春のすべてをかけた夢が叶わず退会していく。途方もない挫折の先に待ちかまえている厳しく非情な生活を、優しく温かく見守る感動の1冊。
「聖の青春」はプロになった後、こちらはその前、そもそもスタートラインに立てるかどうか、選ばれる側の人間たちの話。奨励会(プロ養成機関。夢をつかむのは一握りだけ。つまりジャニーズJr.です)には全国でそれぞれの街でめっちゃ将棋が強い“神童”たちばかりなわけで、天才の中の天才だけが次のステージにいける。藤井四段が14歳でプロになった裏には「そうではない」たくさんの夢の屍がある、わけです。
泣き虫しょったんの奇跡 完全版 サラリーマンから将棋のプロへ

泣き虫しょったんの奇跡 完全版 サラリーマンから将棋のプロへ (講談社文庫)
- 作者: 瀬川晶司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/02/28
- メディア: Kindle版
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中学選抜選手権で優勝した男は、年齢制限のため26歳にしてプロ棋士の夢を断たれた。将棋と縁を切った彼は、いかにして絶望から這い上がり、将棋を再開したか。アマ名人戦優勝など活躍後、彼を支えた人たちと一緒に将棋界に起こした奇跡。生い立ちから決戦まで秘話満載。
ある意味で藤井四段と対極にあるような将棋人生を生きてきた瀬川晶司五段のこれまで。
藤井四段(14)
— 村瀬信也 (@murase_yodan) 2017年6月15日
10歳 奨励会入会
14歳 プロ入り
瀬川五段(47)
14歳 奨励会入会
26歳 年齢制限で退会
31歳 大学を卒業、サラリーマンに
35歳 編入試験を経てプロ入り
藤井四段の順位戦デビュー戦の相手は瀬川五段。キャリアが全く違う2人の対決がもうすぐ始まります。
奨励会には年齢制限があって、26歳までに四段(プロ)に上がれないと強制的に退会です。瀬川五段は一度夢破れたあと、実力と奇跡(詳しくは読んで!)の積み重ねで35歳でプロになる。将棋界でも異色の経歴だし、サラリーマン時代のことも書かれていて私たちに近い世界で読みやすい。
瀬川先生は本当に人格者で大好き……。私が将棋を学び始めてすぐ、初心者向けの教室に連れていっていただいて、その時生まれて初めて会って話して教わったプロの先生が瀬川先生でした(思い入れ)。
藤井四段の26連勝をかけて戦ったのが熱かったな~~。対局前のこのツイートだけで瀬川先生の人間としての徳の高さが伝わるよ。。
ホントに来ちゃった。凄すぎるなー。しかしカジーも都成くんも随分と硬くなっていたような。自然体で頑張ります。
— 瀬川晶司 (@ShojiSegawa) 2017年6月10日
今回の藤井四段の連勝、後半になればなるほど対局相手にもフォーカスされていていいなぁって思った。みんなそれぞれね、ドラマがあるの。最年少棋士じゃなくても最多連勝記録じゃなくてもここまでの軌跡があるの。
「僕は負けてしまったので、ぜひ連勝記録を達成してください」
— 谷川二森 (@twinforest) 2017年6月15日
瀬川五段かっこよすぎた pic.twitter.com/h8TfiStxn2
こうなった以上はぜひ連勝の新記録を見てみたいと思います。負けた途端に応援団になるという(笑)。
またいつか彼と対戦したいと思いました。そのためには自分が勝たないとですね。頑張ります!!
瀬川晶司のシャララ日記: 6/15 藤井(聡)四段戦 https://t.co/Hrbw30k6BM
— 瀬川晶司 (@ShojiSegawa) 2017年6月16日
透明の棋士

- 作者: 北野新太
- 出版社/メーカー: ミシマ社
- 発売日: 2015/05/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今の私にとって、 将棋以上に魂の震える対象はない―
将棋とは無縁の人生を歩んできた著者が出会った、ひとりの棋士。その出会いをきっかけにのめりこんだ将棋には、静かに燃える数々のドラマがあった。 羽生善治、渡辺明、森内俊之、里見香奈...... 報知新聞社の熱き記者が描く、今までにない将棋の世界!
報知新聞の北野新太記者による取材で見聞きしたものをベースにした「いささか私的すぎる取材後記」。このタイトルでWebで連載していたものがまとまった本。
とにかくエモーショナルに、文学的にある瞬間をつづるので、将棋の持つドラマ性、瞬間の美学、一瞬の衝動がすごく伝わると思う。
書籍化にあたってだいぶ消されてしまったけど、まだサイト上でもいくつか読める。
藤井四段がプロ入りを決めた日のこと。
「将棋は自分の一部みたいな感じです」
5年後、19歳の彼はどこにいるのだろう。
期待という言葉は軽すぎる。
私が抱いているのは、畏怖である。
第54回 生まれながらの|いささか私的すぎる取材後記|みんなのミシマガジン
木村一基八段についての「敗れざる者」もいい。多分、将棋知らないと用語がよくわからないはずだ。でも、なんとなく雰囲気で読み進めても十分だと思う(もちろん、調べるのが好きな人はひとつずつ用語を調べてもいいと思う)。わからないまま読んでいても、どこかでハッとする言葉にぶちあたると思う。そういう本。
摩訶不思議な棋士の脳

- 作者: 先崎学
- 出版社/メーカー: マイナビ出版(日本将棋連盟発行)
- 発売日: 2015/10/24
- メディア: Kindle版
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「対局室もちょっとのんびりした時とピリピリした時があるが、この日はピリピリしたほうの日で、風の音どころじゃなかったのである。そんな張りつめた対局室の空気も、次の攻撃の前には、ひとたまりもなかった。その攻撃とは、ギョーザ攻撃である」(本文より)
本書は、将棋を指すことで生計を立てる、プロ棋士という天才集団の知られざる生態を先崎九段がユーモアたっぷりに描くエッセイ集です。対局の現場を、何の変哲もない日常を、晴れのイベントを、先崎九段が12年にわたってつづった週刊文春の連載「先ちゃんの浮いたり沈んだり」から70編を厳選して収録しました。
漫画「3月のライオン」の監修としてお名前を知ってる人も多いかもしれないですね。先崎学九段。めちゃめちゃ文章がうまい。普通に読み物としておもしろい。
「週刊文春」の連載から70編を収録してまして、それぞれ結構短めなのでさくさく読めます。先ちゃん(という愛称)のエッセイ集はたくさん出ているのだけど、新しくてKindleでも買いやすいのでこれを紹介してみた。昔のだったら図書館とかにもあるかも!
不屈の棋士

- 作者: 大川慎太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/07/20
- メディア: Kindle版
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由緒ある誇り高き天才集団は、はたしてこのまま、将棋ソフトという新参者に屈してしまうのか。劣勢に立たされ、窮地に追い込まれた彼らはいま、何を考え、どう対処し、どんな未来を描いているのか。プロとしての覚悟と意地、将来の不安と葛藤……。現状に強い危機感を抱き、未来を真剣に模索する棋士たちの「実像」に迫った、渾身の証言集。
電王戦には個人的にとても思い入れがあるし、電王戦で将棋始めた、あるいは再開したという人もすごく多い気がします。人工知能絡みの本も何冊か出てるけどこれは新書で読みやすい。
去年はネガティブな意味でも「将棋ソフトと人間」が話題になることが多かったけど、棋士の先生たち自身がこれまでと異次元の葛藤を抱えながら、今この瞬間、時代の過渡期のこの一瞬に何を考えているのかが残されているのかがこの本。いろんな立場の人がいて、赤裸々。その入り乱れ感がいい。
将棋の戦法よりも考え方やスタンスのことなので、そんなに知らなくても読めると思う。この先生の姿勢好きだな、気になるな、みたいにパーソナリティに興味を持ってから観始めると興味持ちやすい気もする!!
電王戦関連はネット上でも素晴らしい論考が多くて本当に楽しい。ブクマした中からいくつか貼っときます。一番上のシノドスのものは2014年のものだけど、めっちゃくちゃ好きで、今も年に何度か読み返す。長いけど、専門用語もあるけど、ある時代の一瞬が切り取られていてすごく美しいです。好き。
synodos.jp
これだけ将棋界がネットを活用できているの、故米長邦雄会長、前谷川浩司会長の判断が大きいと思う。谷川先生がコンピュータについて語ってるのも好き。あと都市伝説みたいな羽生先生の話が好き。
「そういえば,プロ棋士の人が匿名でネット将棋を指しているんじゃないかって噂をよく聞きますけど,実際のところはどうなんですか」
「ああ。一時期,レーティングがもの凄く高い人がいて。勝率も9割以上の人がいたんですけど,あまりに強いもんだから,『あれはきっと羽生さんに違いない』とかは言われていましたね」「いやでも,真相は分からないんです。あくまでも噂でしたから」
www.4gamer.net
「これ、放っておくと投了しますよ」。なんてしびれるせりふ。その言葉を残して永瀬拓矢六段が凄まじい勝ち方をした電王戦FINAL第2局。藤井四段の次の対局相手佐々木勇気五段も出てくる。
news.nicovideo.jp
「総手数21手、各5時間の持ち時間ながら対局終了時間は開始から僅か49分後の10時49分という衝撃的な結末で終局を迎えることとなった」。予想外の幕切れで物議をかもした電王戦FINAL第5局。今読んでもぞくぞくする…。
news.nicovideo.jp
「今のプロ棋士で、コンピュータより人間――我々プロ棋士が強いと本気で思っている者は、ほとんどいない」って出だしからやられる。前述の先崎学九段。書き手としての力量を感じる。
news.nicovideo.jp
今年は佐藤天彦名人が叡王として将棋ソフトポナンザに挑んで、2局とも負けた。天彦先生の負け方は悔しそうで辛そうででも美しくて、それもドラマだった。これも先崎九段によるもの。
originalnews.nico
人工知能はどのようにして 「名人」を超えたのか?

人工知能はどのようにして 「名人」を超えたのか?―――最強の将棋AIポナンザの開発者が教える機械学習・深層学習・強化学習の本質
- 作者: 山本一成
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/05/12
- メディア: Kindle版
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2017年4月1日――人工知能「ポナンザ」が現役の将棋名人に公式戦で初めて勝利した日を、その生みの親である著者は次のように振り返ります。
「この日は、コンピュータ将棋の世界にとって記念すべきものになりましたが、同時に改めて、人間と人工知能の違いを認識させられた日ともなりました。本書で紹介してきた人工知能(ポナンザ)の特徴と、世界に意味を見つけ物語を紡いで考えていく人間の思考法の限界が明確に表れたのです。」
佐藤名人と対局したポナンザの開発者が「で、結局、人工知能って何なの?」を解説する本。わかりやすいしおもしろい。将棋だけじゃなくて広く人工知能に興味ある人は読んだらおもしろいはず!もはや、なぜこのソフトは強いのか?を開発者は説明できないし、人間がわからない次元にいっている。
山本一成さんの以下の文章を読んでもっと知りたいと思ったらこの本は買いです。黒魔術、いい言葉~~。
www.nhk.or.jp
3月のライオン

- 作者: 羽海野チカ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2013/12/13
- メディア: Kindle版
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その少年は、幼い頃すべてを失った。夢も家族も居場所も──。この物語は、そんな少年がすべてを取り戻すストーリー。その少年の職業は──やさしさ溢れるラブストーリー。
説明するまでもなく。現実の将棋界を知ってると、このエピソードや人物の元ネタはあれかな?なんてことも思える。
将棋の渡辺くん

- 作者: 伊奈めぐみ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/12/09
- メディア: Kindle版
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将棋棋士は人類の代表! 将棋を指して生活している。懸命に勉強し、年に50局くらい戦い、勝てば笑い、負ければ自分のせい。勝ち負けだけに支配された世界。それはまるで人生の縮図だ。棋士は、どんな人たちなんだろう? 何を食べて、何時間寝ているんだろう? 勝負師でも無頼でもない、リアルな将棋棋士の毎日を棋士の妻が漫画にしました。ノンフィクションです!
渡辺明竜王の妻が描く棋士のリアル。楽しい。かわいい。変!!!(笑) 渡辺竜王はぬいぐるみマニアなのですがそのエピソードがガチでにやにやする。
漫画にも描きましたけど、結婚前に旦那が「犬を飼ってる」というので私はてっきり本当の犬の話だと思っていたら、彼はぬいぐるみの話をしていて。なんか話が合わないな…とは思っていたんですが。旦那の中では本物の犬とぬいぐるみの犬は同じなんですよ。最初はそんな感じでしたけど。
「愛犬」はぬいぐるみ!? 天才棋士の知られざる奇行三昧。妻が描きました。『将棋の渡辺くん』インタビュー【前編】 | ダ・ヴィンチニュース
藤井四段フィーバーでテレビでも取り上げられたらしい。
TVで将棋の渡辺竜王がぬいぐるみ好きってやってたけど、真ん中にディーオさんのぬいぐるみが! pic.twitter.com/isut614LOW
— シキ (@tremolotion) 2017年6月26日
将棋めし

- 作者: 松本渚
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
- 発売日: 2017/01/23
- メディア: Kindle版
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前代未聞、将棋×めしの異色マンガ! プロ棋士・峠なゆたが対局の休憩中に食べるメニューとは!? そして、それが将棋にどう影響するのか!? めしで勝敗が決まると言っても過言ではない!
藤井四段が何を食べたかも連日報道されていますが、棋士のごはんに関するエピソードはたくさんあるし、個性が出るのですごく楽しい!タイトル戦だと、午前中のおやつ、お昼ごはん、おやつ、夕食、と何度も注文タイムがあるし、中継ブログには写真があがるし、ネット中継ではアンケートもおこなわれます。一大コンテンツ。普通においしそうで食べたくなるごはん漫画。
藤井聡太四段も利用している #みろく庵 フラッパー連載のマンガ #将棋めし でもばっちり登場している! (画像は肉豆腐定食)#将棋 #藤井聡太 pic.twitter.com/LvGPNenliN
— コミックフラッパー編集部 (@comic__flapper) 2017年6月26日
深浦康市九段の「羽生先生、バニラジュースを飲む」の話が好きです。
将棋もすごい佳境で、でもアイス運ばれてて羽生さん手つけないんですよ。
途中から羽生さんのアイスクリームが気になってですね、いつ食べるんだろうって盤面みながら、
おやつの方みたりして、こっちにちょっと動揺が出てきたんですね。
10分、15分経つごとにアイスクリームが溶け始めてるんですね、対局室も結構暑いですから。
んでドンドンドンドン溶けだして、僕はもう気が気じゃなくて、「アイスクリーム溶けてますよ」って
言いたくなるくらいだったんですけど。そのうち完全に溶けちゃって、もう液状化されてバニラジュースみたいになってんですよ。
でも羽生さんは全然意に介さなくて、「ああこれはもう将棋に没頭してるんだな」と僕も考えるの諦めて
将棋のこと考え始めたんですけど、30分くらい経った後ですかね?やおらに羽生さんがその器を持って、
バニラジュースをズズズッと飲み始めましたね。あれを見て「今日の将棋はダメだな、負けそうだな」と思いましたね。
或るアホウの一生

- 作者: トウテムポール,橋本崇載
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/10/07
- メディア: コミック
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「ふざけてません、本気です」----まっすぐといえばまっすぐ、バカといえばそうかもしれない瞬(17歳)。イケメン坊ちゃんの夏目(17歳)と言い合ったり、辛辣最年長・迫(23歳)にイジられたり、一見温和な牧野(23歳)にフォローされたしつつ、ひたすら「勝ちたい」と思う毎日。アホで間抜けでど真剣、将棋野郎成長群像劇!好きか嫌いかと聞かれたら嫌いでないと答えるけれども、なりたいかと問われれば間違いなくすんごくなりたいと言ってしまうけども、「なんでなりたいか?」と聞かれたら理由はよくわからないから考えながら暴れまわる。強いって、なんだ!?
奨励会から始まる棋士の話。「東京心中」のトウテムポールさんが将棋漫画描いてるよ、と言ったら刺さる人がいるかなと……。
将棋って負けた側が「負けました」って言わなきゃ終わらない世界でそれがすごいなって思う。最後まで全力でやりきりながらどこかで冷静に自分の状況を把握して、敗北を自覚して、しかも目の前の人に向かって言葉にしなきゃいけない。スポーツ的な勝ち負けなんだけど、結果は白黒つくんだけど、そこに至るまでの美学がある。
軽く書こうと思ったら思ったより長くなってしまった!私に将棋を教えてくれた師匠に何か他にありますか?と聞いたらあげてくれた本も紹介しておきます。どっちもおもしろそうなのでこれから読む。

- 作者: 谷川浩司
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/03/27
- メディア: 新書
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- 作者: 週刊将棋
- 出版社/メーカー: マイナビ
- 発売日: 2014/03/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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将棋のルールわからなくても、知識ないからな~って人も、将棋ファンには誰でもなれる!まずはネット中継を見るだけで雰囲気伝わると思います。ミーハーな将棋ファンになる方法も書きたい。。
藤井四段29連勝にあたっての羽生先生のコメントがあまりにかっっこよくてシビれた。
29連勝は歴史的な快挙です。結果も素晴らしいですが内容も伴っていいる点でも凄みがあります。この記録は時が経つにつれ重みを増して来るはずですし、将棋界の新しい時代の到来を象徴する出来事になりました。檜舞台で顔を合わせる日を楽しみにしています。
「檜舞台で顔を合わせる日を楽しみにしています」……かっこいいよーー!!!タイトル戦で会いましょう、って意味。「てっぺんで待ってるからここまで上がってこい」。かっこよすぎる。漫画かな?
これまで28連勝記録を持っていた神谷広志八段の「凡人がほぼ運だけで作った記録を天才が実力で抜いたというのは将棋界にとってとてもいいことだと思います」もすごくいい。凡人はプロの将棋指しになって八段になって28連勝できません。天才同士の戯れ。
藤井四段の次の対局は7月2日、対佐々木勇気五段です。
佐々木五段はスイス・ジュネーヴ生まれ、埼玉育ちってプロフィールがまず最高だけど、かっこよくて天然で愛されまくるキャラで推せるポイントしかない!!!好き!!
棋王戦挑戦権をかけた大事な一局、和服でキメてお昼には梅おにぎりを3個注文するスイス・ジュネーブ生まれの佐々木勇気五段(22)、最高に最高 https://t.co/7nMFYaI5B7 pic.twitter.com/2oR6K54Evn
— もぐもぐ (@mgmgnet) 2016年12月16日
白い和服を汚したら困るからお昼ごはんに何食べたらいいか困って梅おにぎり3つにしたのか、佐々木勇気くん……ちょっともう我慢できないから言うけどめっちゃかわいい https://t.co/OZcfY4e6Yb
— もぐもぐ (@mgmgnet) 2016年12月17日
「ラ・ラ・ランド」超好き、最高に美しいハッピーエンドだと思った
「ラ・ラ・ランド」、いろんな感想が飛び交ってるけど、私はすごく好きだった。めちゃよかった。完璧に幸福なハッピーエンドに見えた。誰がなんと言おうと好き!
これから書くのは、批評でも分析でもない、ただの感想です。
楽しみにしてた一番の理由は、違う映画を観た時に目にした予告編の音楽が最高にハッピーだったからだ。それまでタイトルのイメージで勝手にボリウッド映画だと思っていた……(めっちゃインドみある響きじゃない!?)。なので映画館行く前からサントラ聞きまくって、この音楽が聞けるなら内容が微妙でも全然いい!すでに好き!と思ってた。
…って予防線はるくらい、正直、かなり身構えていった。公開初日から周囲では賛否両論だったし、もっと前から英語メディアでもくさすようなレビューがいくつも出てたし、自分が一体どう感じるか全然想像つかなかった。超好き、になるのか、悪態つくことになるのか。ドキドキ。
もしまだ観てない人がいたら、と思って先に書いておくけど、先にサントラ聞いてから行くの、個人的にはかなりおすすめです。自分が好きな曲がきたら「きたあああ!!!!」ってテンションあがるし、えっ、この曲こういうシーンで使うの?って思える箇所もあっておもしろい。映画観たあとで聞くと映像も思い浮かぶので2度おいしい。
あと、音楽がピンとこない人は多分映画もそんなに……だと思う。私はとても好きだったけど、確かに万人に超すすめられるかっていうとそんなこともないので、この曲が鳴るなら観たい!と思えたら行ったらいいと思う。

- アーティスト: Original Soundtrack
- 出版社/メーカー: Interscope Records
- 発売日: 2016/12/09
- メディア: CD
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ラ・ラ・ランド (コンプリート・ミュージカル・エクスペリエンス)
- アーティスト: ヴァリアス・アーティスト
- 出版社/メーカー: Universal Music LLC
- 発売日: 2017/02/24
- メディア: MP3 ダウンロード
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以下、超ネタバレです。
みんな言ってるけど、まずOPの数分が最高すぎてそれだけで満足した。「Another Day of Sun」、サントラで聞いても最初の数音だけで好き!!!ってなる高揚感を裏切らない。
渋滞した高速道路が一瞬で物語の舞台に変わる、ひとつのカメラが人と車のあいだを縦横無尽に走り回る、華やかな曲に合わせて視界がカラフルになって音と色が洪水みたいに流れ込んでくる。最高。好き。トラックの荷台が開いて楽器隊があらわれて、人が集まってダンスするところがなんだかよくわからないけどとにかくめちゃくちゃ好きで泣いちゃう。
軽やかに音楽が終わって、タイトル「LA LA LAND」がスクリーンにドン!と出た瞬間に立って拍手したくなったけど映画館だってことを思い出して我慢した。スタオベだよ。2回目を観て気付いたけど、この歌詞はふんわりとこれから起きることを予感させてるんだな。あなたは私を、いつか映画館のスクリーンで観るでしょう、あの頃を思い出しながら。
OPもそうだけど、この映画を貫くテーマは「退屈」だと思った。生きるの、基本的に退屈なんだよ。その退屈さを少しでも軽減するための燃料を「夢」というのであった。
なので「夢追う2人のキラキラミュージカル!」みたいな言い方も微妙だと思う。夢なんてあってもなくても生きていかなきゃいけねーーんだよ!!って気持ちになったけどな。
人間を変えたり前に進ませたりするのは、夢とか恋とか曖昧模糊としたものじゃなくて、明確に「他者」だと思った。自分ではない異質な存在と関わること。
結局最初から最後まで2人は「1人ずつ」でしかなくて、根本的に見てる世界が違うところが虚しくてよかった。相手と自分を同化させないところが好きだった。ラストシーンの解釈はもう少しあとにするとして、彼らは「2人で手を取り合ってお互いの夢を叶えていこうね」「あなたの夢は私の夢よ」なんて出会った頃から思ってなかったんじゃないかと思う。
ミアもセブも多分傍から見たら「そんなところにこだわらなければいいのに」ってところで突っぱねる。話が合わない脚本家に愛想振りまいたり、店のBGMに徹して言われたとおりの曲を弾いたり、「みんなと同じように」してればいいのに、何かが邪魔してできない。そういうところで「同志」であって、お互いの才能に惚れ込んでるわけじゃないのだ。ミアの演技をセブは見ていないし、ミアはセブのジャズへの執着を「自分の店を持ちたいんでしょ?」というゴールでしか捉えてない。
ミアが、セブが加入したバンドのライブに行くシーン、すごくよかったなあ。残酷で。オセロの白と黒がひっくり返るようで。「Start a Fire」めちゃくちゃいい曲じゃないですか?超かっこいい。このかっこいい曲を聞きながら青ざめていく、固まっていく、冷えていくミアの表情。どうして彼女が拒否反応を見せるのかよくわからなかったんだけど、このあとの口論でわかる。
「ああいう音楽、あなたは好きなの?」「君は好きか?」「ええ好きよ、でもあなたは……」
ああ、応援とエゴは紙一重だ。あなたにはこうであってほしい、という気持ちは。ミアに悪気なんて全然ない。人は他人に簡単に夢を託してしまう。あなたの夢はこうだったでしょ?って決めつけてしまう。
ラストシーン、私は最高に美しいハッピーエンドだと思った。感傷じゃなくて決別だと思った。美化された思い出でも、得られなかった未来への未練でもなくて、もっと動物的に、血と肉になった過去への憧憬だと思った。恋は終わっても、結婚を選ばなくても、その感情は愛だよ。
終盤、オーディションを終えたミアとセブが昼間の天文台を見上げてポツポツと話すところで、(パリに行くなら)「僕には何もできない」と言い切るのが好き。そのあと、「愛してるよ」「ずっと愛してるわ」って会話を交わすのがもっと好き。あなたの夢を叶えるのは私じゃない。2人でいることが目的じゃないんだから、最後は自分で引き受けなくてはいけない。
セブはずっとミアのことを何度も何度も無責任に励まし続ける。一人芝居に臨む彼女に「君なら書けるさ」「天才だ!」って笑いかける、頼りないヒントを頼りにはるばる車を飛ばして田舎に帰ってしまった彼女を探し当てて「諦めるな」「チャンスをつかめ」って諭しに行く。
その無責任さを白々しく思う人もいるだろうけど、結局、才能の世界って純粋な優劣の差ってわずかで、運を引き寄せられるか、自分を信じていられるかだよね。自分より自分のことを信じてくれる人が側にいるのってどんなに心強いことだろう。
2人は恋人だったけど、それ以上に最初から最後までずっと「戦友」だったと思う。むしろ「5年後」も。このクソ退屈な世界で戦う人たち。性愛よりも情愛に近いような(思えば明確なベッドシーンが一度もない)。
期せずして再会した2人が最後に見つめ合って頷くシーンですごく思った。ミアもセブも夢をつかんだように描かれているけど、夢が日常になった今、それはそれでまた新しい退屈に立ち向かっていかないといけない。
家族でも恋人でも友人でもなんでも、とにかく人生で出会った人の感情や思考って自分の中に混ざりあって影響しているわけで、過去からは絶対に逃れられない。それってすごくない?いままで経験してきたことすべてが交差する唯一の点が自分だってすごい。
なんていうか、過去の恋人も絶交した友人も、マジでみんな幸せでいてくれって映画館を出て思った。お願いだ。幸せでいてくれなきゃ殺す(言い過ぎ)。
夢を叶えたかなんてどうでもいい。私は最初からなかったし。なりたいものもやりたいことも昔も今もずっとない。でも、とにかく毎日それなりに楽しく生きてるし、みんなもそうであってほしい。この世のどこかでなんとかうまいこと退屈をやり過ごしててほしい。
それは愛だよ。もはや恋でも友情でもなくても、愛ではある。
バケツを引っくり返したような2016年の話
もう2017年1月が終わってしまった。早い。1年の12分の1じゃん。ヤバいな。
いまさら2016年を振り返っている場合なのか?と思わなくもないのだけど毎年ゆるゆると書いていて、なんだかんだ1年後の自分にとってはわりとおもしろいので今年も書く。
2016年は、激動だった。
自分でもよくわからないスイッチが入ってしまって、オセロが白から黒にパタパタ変わっていくみたいに一気にかたをつけていった。バケツを引っくり返して全部空にして、石鹸をつけたスポンジでごしごしこすってから日に干して、もう1回蛇口をひねって水をためはじめるみたいな1年だった。引っ越しして転職して恋人ができた。
例年通り、だいたいいつも幸せだった。幸せでいるために必要なのは自分が幸せになれるトリガーを把握しておくことなので、それがわかってしまえばずっと幸せでいられます。ライフハックね。
いざ振り返ればいろいろあったような気もする。最愛の永尾まりやさんがAKB48を卒業したのも去年だった。
あまりに思いが強まってしまって当時はまとまった文章を書けなかったけど(後悔している)(大事な感情はなんとかして書いておかないとダメだ)卒業コンサートをまさかやることになるとは思わなくてそれだけで夢みたいだったし、そのコンサートが、3時間が、本当によくて成仏した。魂のステージが上がった。だんだん怪しい言動になってきた。
永尾さんからファンへの手紙、「見つけてくれてありがとう、何百人の女の子の中から私を選んでくれてありがとう」で息苦しくなるくらい泣いた。宇宙でいちばん好きなアイドルに、女の子に、もらったこの言葉の幸福だけでしばらく生きていける
— もぐもぐ (@mgmgnet) 2016年1月21日
「どこにいても私を見つけてくれて、何百人もいる女の子の中から私を選んでくれてありがとう」。東京ドームのステージに100人以上の女の子がズラッと並んでいても、ファンは自分の好きな子が光ってるみたいにわかるんですよ。本当に。
こんなに浮かばれる言葉ってあるでしょうか。この瞬間のために自分はAKBを好きになったんだなってその時思った。今あの情景思い出すだけで泣きそうだ。ああ、よかった。最後に美しい言葉を紡げる永尾さんも好きだし、永尾さんを好きになった過去のわたしは偉い。
島崎遥香さんからの手紙もすごくよかった。「こんなの柄じゃない」「もうやりません」「会場のみなさんじゃなくてまりやだけのために読みます」って、客席に少しも目もくれずに読んだ。ぱるちゃんはそういう仁義のひとなんだ。テレビで「塩対応」を見ているとわからないけれど。
島崎さんの言葉は真摯だ 「今日こそは皆についていけますように」「まりやはいつも隣にいて、私だけがひとりぼっちにならないように私だけが大人数の中で浮かないようにしてくれた」 https://t.co/GoTdYCBaUu pic.twitter.com/dimvPDgZ0w
— もぐもぐ (@mgmgnet) 2016年1月21日
わたしがAKBを好きになってよかったと思うのは「自分の好きなものを無条件に嫌う、叩く、貶めてくる人がいる」状況を知ったことだ。結構キツい。平気で暴言を浴びさせられる。失笑される。支持する人がこの世に存在することを根本的に想定していない物言いをする。
ので、ずっと突きつけられる。わたしは誰かが「ありえない」と嘲笑うものにどうしてこんなに心揺さぶられてるのか、ずっとずっと考えて言葉を探す。別にわかってほしいとかじゃない。嫌いな人はそれはそれでいい。もちろん悪意を向けられるのは嫌だしよくないと思うけど、もうひとつ前の段階として、好みはあって当然だ。選んだのだから、誠意を尽くさなきゃって思う。自分の気持ちにも彼女たちの人生の一部にも。
かくして、1月22日にわたしのアイドルオタクとしての第1章は幕を閉じた。頭の中でエンドロールが流れた。正確には永尾さんの卒業日はもう少し後なのだが、わたしの中ではこの日に区切りがついた。これは結構大事な日だった。
もうひとつ、その意味で大きな事件があった。山本彩さんと一緒にNMB48をひっぱってきた渡辺美優紀さんの卒業。
ものすごくものすごく悲しいけど今ここに、今この瞬間に、さやみるが結実してしまった美しさで胸が張り裂けそう
— もぐもぐ (@mgmgnet) 2016年4月13日
このひとは、本当に、めちゃくちゃに、賢い人だった。最後の瞬間まで何度も何度も見せつけられた。凄さを。今言うことではないけれど、美しい卒業だったのだけど、それでもわたしはみるきーさんに天下をとってほしかった。彼女が本当にすごいアイドルだってことをもっともっとたくさんの人に知らしめたかった。
みるきーさんがすごかったのは、誰もが卒業をうっすら予期していて、むしろ匂わせるようなことを積極的にしていて、それでもなお心をガンガンに揺さぶってきたことだ。わかってたよ~、なんて余裕は砕け散った。
それはひとえに言葉の力だった。最後に残した言葉だけで、みるきーさんの才能がわかる。アイドルの天才だってことがわかる。
みゆきちゃんからさやかちゃんに向けた言葉、「最後まで友達のような関係にはなれなかったけど、今までの人生で一番の運命の人だと感じました」、あまりに完璧に美しくて吐きそう
— もぐもぐ (@mgmgnet) 2016年4月13日
渡辺美優紀さん「最後まで友達のような関係にはなれなかったけど、今までの人生で一番運命の人だと感じました」
— もぐもぐ (@mgmgnet) 2016年4月13日
山本彩さん「子供みたいな言い方やけど並んだ時は無敵やって、心のどこかで自信さえ持たせてくれた」
さやみる、さやみるが最高で最強のシンメだよ……
当時、みるきーさんの言葉に触発された人たちが熱にうなされたように感情を吐露し始めて熱かった。多分、アイドルって、人をポエマーにする仕事なんだよね。誰かの言葉を感情を引き出すためのトリガー。その点でも渡辺美優紀さんは悪魔のように才能がありました。
同時期、ふまけんも大変だった。まとめ…というほどでもないツイート集を作ってたけど読み返すとこのころの混乱を思い出す。わたしはシンメという概念の何にそんなに心揺さぶられているのか…って話も続きをもう少し書きたいのですが書けてない。
4月21日はさやみるの日、4月29日はふまけんの日 - ときめきマシンガン
舞台で今年一番よかったのは、やっぱり「キンキー・ブーツ」だなぁ。迷わず選べる。本当に幸せだった。ぼろぼろ泣いた。1回目観た後にあまりにヤバすぎて語彙を失ったし、1人で劇場に来たことがもどかしかった。ねえ!!すごかったねえ!!ってロビーで誰かを捕まえて話したいくらいだった。
キンキーブーツ見てきた。ちょっと、これは…こんなの……!最高すぎて言葉を失ってる、頭がガンガンする、体温が上がってる!!!! pic.twitter.com/6MgnmOBS4k
— もぐもぐ (@mgmgnet) 2016年7月23日
三浦春馬のローラちゃんはじめドラァグクイーンの皆さんが本当に美しくて格好よくて気高くて、真っ赤な高いヒールでギラギラ衣装でハッピー爆発させて踊る幸福さだけでぼろぼろに泣いた、泣かせるような話じゃないのに
— もぐもぐ (@mgmgnet) 2016年7月23日
海外のミュージカルを日本人キャストでやると文化の違いや実感の違いでリアリティを持って感じられない表現ってあるけど(人種の問題とか特に)、キンキー・ブーツの日本版は、悩みや葛藤を自分たちのものにしていてすごくよかった。上手く言えないけど。自分ごとにしていた。
とにかく全員言うだろうけど、三浦春馬さんがヤバい。ヤバすぎる。登場の瞬間からドラァグクイーンのローラでしかなさすぎて最初の1曲マジで気付いてなかった…これから三浦春馬が出てくるんだと思ってて、真ん中の人めっちゃすごいな~……え、もしかして、って途中でなった
— もぐもぐ (@mgmgnet) 2016年7月23日
キンキーブーツに関する記事見てると普通に「女装」って書いてあるのもあって、それまさにテーマの核心だからさぁある意味!ってなる。人気俳優が女性の格好で演技することが、ミニスカートでハイヒールを履いているその突飛に見える外見が「ヤバい」わけじゃないんだって~~!!!
— もぐもぐ (@mgmgnet) 2016年7月23日
三浦春馬さんのローラがマジで素晴らしかった。ドラァグクイーンは、女性になりたい男でも、男性性を捨てたい男でもないんだよね。それがきちんと体現されていて超超よかった。かっこよくて強くて美しくて気高い。
「1789」もよかったなあ。宝塚版がすごくすごく好きで東宝版も超好きだった。考えてみると私は小池徹平さんの出ているミュージカルを全部観ている。マネージャーさんと趣味があうんだと思う笑 2017年は2年前に熱狂したデスノートの再演があるので楽しみです。それまで死ねない。そう、「それまで死ねない」を日々積み重ねて生きていこうね。
小説は、ピアノに関する大傑作が2冊も読めてすごい年だった。本屋大賞の宮下奈都「鋼と羊の森」、直木賞の恩田陸「蜜蜂と遠雷」(よく考えたら、考えなくても、こっちは賞とったのは2017年になってからですね…Kindleで買ったのは去年だから大目に見て)。

- 作者: 宮下奈都
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- 作者: 恩田陸
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どちらも平たく言ってしまえば音楽と才能の話なんだけどアプローチが全然違う。でも仰ぎ見ているものは同じような、不思議な感じがする。
才能の有無にかかわらず執着してしまう、手放せないものってあって、そこまでいくともう業のようなものなんだろう。神に選ばれているから逃げても逃げられない人も、神に選ばれていないことがわかっててそれでも離れられない人もいる。
目印を探して歩いていけるということは、僕も神様を知っているということだ。見たことはない。どこにいるかもわからない。だけど、きっといるのだ、だから美しいものがわかるのだ。(「羊と鋼の森」)
もうすぐだ。もうすぐ、私たちはとてつもなく開けた場所に出る。
もはや後戻りはできない。昨日までの自分はもういない。
これまでとは比べ物にならないくらいの困難が待ち受けていることだろう。しかし、これまでとは比べ物にならないくらいの歓喜もまた、どこかで私たちを待っていてくれるはずなのだ。(「蜜蜂と遠雷」)
宮下奈都さんはこれもいいけど過去作の「スコーレNo.4」がとてつもなくいい。こういう文章を書けるようになりたいって思う。到底届かないけど。

- 作者: 宮下奈都
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/11/10
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ヨーロッパに2週間、九州に1週間行けて、この夏は正しくバカンスした。楽しかったなあ。幸せだった。プラハが超よかったのでまた行きたい。
プラハ、とてもよかった pic.twitter.com/za7mHNeprC
— もぐもぐ (@mgmgnet) 2016年7月14日
帰国後は毎日涼しい部屋でオリンピックを見まくったり、ぶらぶらと美術館を渡り歩いたり、長い長い夏休みを謳歌したあとに観念して(語弊)転職した。これまでも記者でしたが、またこれからも記者です。ものを書きます。この仕事は本当に毎日楽しくて面白くてハッピーハッピーです。仕事の話はまたあらためてしたためるかも。どうかな。言うだけならタダだね。書く書く詐欺。
みんなお酒を飲んでるであろう金曜の夜にこっそり書いておくといろいろあってBuzzFeedの記者になりました…無職の称号をついについに失ってしまいましたがまぁなんとかがんばります名刺がかわいい! pic.twitter.com/RSv2pAWlMn
— もぐもぐ (@mgmgnet) 2016年9月16日
今年はちまちまとやりたいことがあるのと、公私混同(いい意味ね!!)していきたいので、自分が好きなものやジャンルの取材仕事をしたいな。アイドルでも舞台でも本でも漫画でも映画でも、何かご一緒できそうなことがあれば個人の連絡先にでもご一報ください。
頑張れ、って言うのはプレッシャーになるからよした方がいいよ、って言説があって、まぁ意味はわからなくはないんだけど、わたしは自分で自分のためにこの言葉を唱えるのが好きだ。
なぜなら、それは心の持ちよう、精神の方向の話だと思うからです。とりあえず前を向きましょうね、そこからどうするかはわからないけどまず手始めにそこからね、って意味だと思っているからです。
今年も頑張ろう、頑張るぞ、頑張りましょう。
【お知らせ】冬コミ3日目に「浪費」がテーマの同人誌「悪友」を出すよ!&浪費事情アンケートまとめ
きっかけは、下世話な興味でした。
私の周りの愉快な友人たち、あるいはTwitterで見かけている淑女のみなさんたちは多趣味な人が多くて、毎日楽しく飲み食い食べ遊び買い漁り泣き笑い、舞台やコンサートのチケットを集め、西へ東へ遠征し、ツヤツヤ輝く玉のようなJPGを得るべくゲームに課金し……えー、まあ、とにかく精力的に経済を回している人が多くて、みんなどうやってお財布と折り合いを…?と常々思っていたのでした。ので、聞いてみたくなった。ネットでは聞けないことを、こっそりどこかで。
というわけで、冬コミ3日目、12月31日の大晦日に出します、同人誌「悪友」。
最高の表紙は@kamochicさんです!わーい!
テーマは「浪費」。インターネットで言えない話、ということで、普段いろんなジャンルを追っかけている匿名女性14人の寄稿で、普段は見ることのないお隣さんの懐事情をこっそり覗こう……という本です。
今回はサークルスペースではなく委託、東T−03b「アメドクスキャンダル」さんで頒布していただきます。
事後通販も予定しているので年の瀬に東京ビッグサイトなんていけないよ!という方はどうぞご利用下さい。こちらは追って告知します。一番早いのは多分Twitterです。
目次はこんな感じ。もらった原稿読みながらずっとにやにやしてたし、なんなら最終校正の時も笑えて泣けた。みんな苦虫を噛み潰しながら幸せそうでいい。
第一弾のテーマは「浪費」。14人の浪費女からの寄稿と、1439人の方に回答いただいたアンケート結果のご紹介など盛りだくさんの内容になってます。 pic.twitter.com/K9jvOHiEWc
— 同人誌「悪友」(31日東T-03b) (@aku__you) December 15, 2016
アンケートしたら1400人から回答が集まったよ
収録する1コーナーとして、事前にTwitterでアンケートを実施した結果も収録しています。
浪費家のみなさんのリアルな数字をいっぱい知りたい、と思ってふわっと調査したのですが、なんと1439(!)人もの、日々趣味や娯楽にお金を投じているみなさんにご回答いただきました。
誌面じゃ足りないよ―、ということでブログでまとめますと事前に決めていたので、ギリギリですがこのタイミングで。具体的な浪費エピソードも後半でいろいろ紹介します。直接の友人には逆にしにくいかもしれない話、たくさんいただきました。
Q1.年代を教えてください。
回答者の年齢は下は14歳から上は52歳まで、平均すると26.5歳となりました。分布で見ても「主にアラサー」と言って差し支えないかなと思います。
Q2.居住地域を教えてください。
47都道府県のすべてから1名以上回答がありました。名実ともに全国のみなさんのご協力。
圧倒的に多いのはやはり東京(339)。トップ10は、神奈川(164)、埼玉(118)、大阪(94)、千葉(92)、愛知(55)、福岡(50)、兵庫(46)、北海道(39)、茨城(33)となりました。単純な都道府県別人口と大きくは変わらないですが、強いて言えば、実際の分布よりも大阪・愛知に比べ、東京圏に近い埼玉・千葉の多さが若干目立ちます。
Q3.居住形態を教えてください。
やっぱりお金や時間の使い方を考える上で実家かどうかっていろんな意味ででかいんじゃ…?という仮説より。
こちらのミスで途中追加した設問なので有効回答数がちょっと少なかったのですが、私が見ていた限り比率は大きくぶれずに回答期間中ずっとこんな割合でした。
実家暮らしが半分超えてるのは、体感的な印象よりも多く感じました。お金を捻出すべく実家暮らしを選択しているのか、実家に暮らしてるから楽しく浪費に費やせるのか。ニワトリか卵か難しいね……?もちろん、人によって理由はいろいろだろうし、一人暮らししてからの方が監視の目が薄くなって金遣い荒くなった!という人もいると思います。
Q4.今一番愛とお金を注いでいる対象はなんですか。
個人のアカウントを起点にアンケートしたので当然回答者の属性に隔たりが出ています。のでそれをなんとなくわかっていただければ。
5票以上の回答があったジャンルを多い順にまとめたのがこちら。ある程度選択肢は用意したのですが自由回答でもいろいろいただいて、見ているだけでも「なるほど…!」と発見が多くておもしろかったです。
しかし圧倒的なジャニーズ!!!自分が男女アイドル界隈を中心に見てるので、Twitterでもジャニヲタのフォロワーは多い気がするし、母数も大きくて拡散力も高いのも感じるので(はてなブログでもよく話題になるよね)納得できる……気もするけど2倍以上票差があるのはすごい。
他に少数回答だと、フィギュアスケート、お笑い、ボルタリング、乗馬、歌舞伎、海外ドラマ・俳優、歌い手、文具、ガジェット、なんかがありました。単にこの企画ではリーチできていないだけで、各ジャンル広い世界がその先にあるわけで、ひとつずつ詳しくレクチャーを聞きたいくらいです。
Q5.毎月の手取りはいくらですか?
いよいよ、お金の話にいきます。
手取り額、一番多いのは10~20万(43.5%)でした。分布も含め、わりとリアルな数字です。
Q6.貯金額はいくらですか?
で、貯金額。堂々最も多いのは「10万円以下」(35.1%)。
……これ、私の設問設計ミスで、どう考えても「ゼロ円(貯金なし)」を設けるべきでした。0万円と10万円じゃ、そもそもする気があるかどうかからして全然違うわ。すみません。
いかんせん、全然貯めてないよ~って人が予想以上にいました。3割超。続いて、10~50万(19.9%)、50~100万(12.4%)、100~200万(11.6%)。グラフだとわかりにくいですが(あとで差し替えるかも)シンプルに少ない順に、割合が高いです。1000万円以上貯めている強者も3%いました。
Q7.毎月いくら程度を娯楽や趣味に使っていますか?
気持ちがいいくらい割れた! 3~5万円(32.1%)が一番多いけど、もう少し多かったり少なかったりする層とも僅差です。
10~20万使ってるよって人が7.2%もいて、すごい!ってなったんですが、例えば地方に住んでいると東京や大阪に出るだけで数万円単位でかかるもんね。いろいろ全部積み上げていったらそれくらいなるよね。内訳はこれではわかりませんが。
Q8.趣味に投じるお金を捻出するために節約するのは……。
これもきれいに分かれておもしろかった。食費(26.9%)が多いけど、美容代(19.8%)、交際費(17.3%)もそんなに変わらないですね。いろいろなものを削って、幸せのために。
Q9.浪費、やめたいですか?
「やめたい」が4割近くいて、葛藤が見える。
Q10.あと何年この生活を続けたい、あるいは続けられるでしょうか?
「正直もう無理」の人が6.9%もいる……! 胸が苦しくなります。いろいろギリギリなんでしょうか。
「3年以内に変えたい」「5年以内になんとかしたい」もわりと多いですが、そう思いながら何年も経つオチは容易に想像できます。
ここまで見てくると、そもそも「浪費」って何?という気になってきます。実際、自由回答でも「趣味に費やすお金を浪費だとは思ってません」というご意見もいっぱいいただきました。まあ、よくわからないですよね。
でも、その言葉を使ったのは、わざとです。
他人から見たら理解できなくても、意味わかんなくても、適正な対価だと思えることはあるわけだし、むしろ無駄だとわかっているからこそ美しくて気持ちがいいことすらあるかもしれない。
……という話を、つまり浪費を糾弾したりマイナスに捉えるだけじゃない話をしたいと思って、いつもは聞けない赤裸々な裏側を覗く興味も満たされて、なんかちょっと元気も出る楽しい本を作りたいと思ったのでした。
あらためてお知らせです。
「悪友 vol.1」、テーマは「浪費」。
C91 3日目(12月31日)東T−03b「アメドクスキャンダル」で委託販売します。
よろしくね!!
【追記】通販スタートしました
【通販開始】
— 同人誌「悪友」(劇団雌猫) (@aku__you) 2017年1月12日
お待たせしました、オタク女の浪費事情を赤裸々に暴く同人誌「悪友」通販スタートしました。 https://t.co/hjaBngEkyt
なお、目次にある「女たちの浪費事情」がアンケート結果まとめで、「女たちの懺悔」がアンケート結果を紹介しながらのサークルメンバー座談会です。アンケートに関しては「え、それサラ金とか…?」な回答、「え、アラブの富豪なんですか?」な回答もありましたのでお楽しみに。
— 同人誌「悪友」(31日東T-03b) (@aku__you) December 17, 2016
浪費家の皆さんの声
ここからはおまけ、具体的な浪費エピソードをジャンル別に抜粋します(本誌未収録)。
いやーアツい。アツすぎるよ。本の中ではここで紹介していないものも含めていくつかピックアップし、最近のオタクの金遣い事情を編集部員が我が身も省みながら、座談会形式であれこれしゃべっています。ほんとにインターネットに載せにくかったものは本誌だけに載せてるよ!!
以下、ものすごく長いのでお気をつけ下さい。
※回答内容には一部こちらで内容や表記の修正、フェイクを加えています。公開されたくないものがある場合は(haruna0526+gmail.com)までご連絡ください。
ジャニーズ
- 今年のキスマイのツアー関係(アルバム、グッズ含む)に遠征合わせて20万近く使った。勢いとノリで東京四日間全通したのは反省してるけど最高の夏だった
- 約25万。滝沢歌舞伎のシンガポール遠征での旅費や準備段階のネイル、洋服などのトータルでの金額。
- 5〜60万くらい。北海道からツアー全通。東京にウィークリーマンションを借り、そこを拠点に遠征したので。
- 自担誕生日クリエに20万が最近の一番大きな出費です。現在はJr.担ですが過去のデビュー組も変わらず好きで、KAT-TUN台湾・嵐ハワイ・歌舞伎シンガポールなど海外遠征はよく行ってます。母が海外旅行好きなので、上手く乗せて一緒に行きます。
- 自分の応援していたジャニーズJr.がデビューすることになり、お祝いじゃー!とデビューシングルを全部で50枚弱買ったこと。
- 素晴らしかった現場のあと、余韻のなか、この記憶をものに残したくてプラチナ×ダイヤのネックレスを購入しました。20万オーバー。
- ジャニーズ特有の先振り込み(筆者注:事前にチケット代を振り込んだ上で抽選し、外れた分が返金される仕組み)で、舞台全通のために3ケタ振り込んだ(そして無事に全通しました)
- 自担の視界に入らなくては意味がない!と言ってジャニワ期間相当な公演数前列で入っていました、たぶん80万くらい使ってた。
- 嵐の最後の国立コンサートにどうしても行きたくて(落選してしまった)某チケット掲示板に定価以上で購入してしまった。1枚13万円。
- コンサートほぼ全通で100万。なお、東京で行われたコンサートで、100万は全額チケ代。悪いこととは思いつつ、チケがまったく取れなかったので、ダフ屋で一枚8万前後で買いました。
- 滝沢歌舞伎inシンガポールに有休使わず金曜夜発、土曜観劇、日曜夕方戻りで行ってきたこと。
- どうしても行きたかったコンサートのチケットを、月七万円の稼ぎなのに七万円で購入してしまった。色々な意味で本当に反省しています。
- 帝国劇場で行われている同じ演目を18回観劇しました。最前(15万円)含め全てのチケット代併せて約80万円使ったのは反省しています。
- とある舞台の千穐楽を26万円で買ったこと(チケ流で、それでもいちばん安かった)。当時学生でカードの限度額も20万円だったので、現金をかき集めてコンビニ支払いしました。レジで1万円札を26枚差し出したときは手が震えました。怪我をした担当が最後の青山劇場に立つ姿を見ることが出来たので、悔いはありませんでした。
- ある年のツアー、全通ではないけれど、東京、大阪、仙台、名古屋、広島と参加したこと。親友の結婚式よりツアー初日を取ったら、自担からも結婚発表&入籍報告されて、その後自棄になって何故か回数を増やしたり、ホテルや食事のレベルを上げたりして、かなり散財しました。色んな意味で印象深いです。
- 関西ジャニーズJr.のクリスマスのコンサート最前列のチケット15万円。直前に彼氏に振られ、12/24に揺るぎなく幸せになりたくて使いました。昼公演と夜公演があったので昼公演は9万で2列を買いました。これでも相場が安い時でよかったです。
2.5次元舞台、若手俳優
- テニミュ1公演ほぼ全通(50万くらい)
- テニミュ3rdルドルフに使ったお金は交通費宿泊費込みで50万くらい
- 推し俳優の舞台には全通ではないものの何回か行くので公演ごとに10万くらいは使います。あと写真集を18冊買いました。6万円くらいです。
- 10万円。舞台弱虫ペダルIH1日目×8公演+地方遠征費。初の地方遠征だったのと同作品の鑑賞回数としてはいまだに自分の中で最高回数。
- 某2.5作品代表格の推しの卒業公演に通える限り通うために可能な限りチケットを抑え初回の入金作業(最速先行当選分)でコンビニで15万支払った。
- とあるホストの舞台でダメだとは思いつつ通路席のチケットをチケットサイトにて8万で落札した事
- 北海道でのイベントのあとどうしても観たくなった九州の舞台に日帰りで行った。交通費五万+チケット代。
- フリーター時代にテニミュのドリライ全通して、交通費諸々込みで13万ぐらい(そのときの月の収入超えました)、もしくはプレミアのついた同人誌がどうしても欲しくて中古同人誌ショップで1冊8000円で買ったこと。
- 約3ヶ月のロング公演で自分が座る席は最前しか認めない時期があり、その時は1ヶ月100万以上貯金がなくなってました
- テニミュに嵌まり込み近場の大阪公演だけでは飽き足らず遠征に遠征を重ねて1年間で200万円あった貯金を使い潰したのは悪夢の様な思い出です。幸せはお金でしか買えないなぁと我が趣味ながら痛感しました。
宝塚、舞台
- 宝塚で同じ公演を40回観た。40×8500円(当時)=340000円+遠征費で計50万ほど。
- レ- ミゼラブル(東宝S席観劇10日で7回)
- 20万円。ミュージカル「エリザベート」(博多座・宝塚大劇場)今年が日本初演 20周年で、8月にどちらも公演していて1ヶ月間で同じ演目の観劇にこれだけ出費したのは初めてでした。
- ロシアのバレエ公演SS席5万×4
- 30万×2:本場のミュージカルに憧れ、NYブロードウェイで観劇を1年に2回敢行
- 40万。ご贔屓(筆者注:宝塚で応援する生徒を指す言葉。ジャニーズでいう自担、アイドル用語でいう推しの意味)のサヨナラでムラと東宝のチケット代(ファンクラブチケット)なので、ヤフオクとかチケ流とか合わせるともっとかも。
- 金額的にはたいしたことないのですが、最近ではご贔屓のカレンダーに数万円分申し込んだけど、そんな大量に届いても困るので送付は1セットで良いです、と申し出たのか最高に無駄遣いだと思います
- 50〜60万くらい?ご贔屓の退団のために美容、お茶会のための服にもお金をかけました。宝塚〜東京間を行ったり来たりする生活で体力的にはキツイところもありましたが、最高に綺麗な私で最高に綺麗なあの人をお見送りできてよかった。
漫画(同人誌)
ゲーム
- 12万円。シンデレラな月末ガチャ、でませんでした
- ソシャゲ推しイベント課金で5万、同じ月に推しガチャが来て2万その翌月月初にまた推しイベが来て5万、そして予約が始まるグッズ達に2万とソシャゲの推しキャラの為に諭吉が消えていく……。
- あんさんぶるスターズにハマり、ひと月で課金額が7万5千円。もしかしたら社会人にとってはたいした金額ではないかもしれませんが、一人暮らし学生にとってはでかすぎます。がもうやめられません…
- ガチャ100連(約2万5000円)ぐらいなら何のためらいもなくしてしまいます。それを毎月するのが当たり前になってしまいました。
- あんスタの朔間零が欲しくてガチャを引き続けた結果、160連+α(およそ4万)ドブらせました。
- 無課金のライトユーザーだったのですが、ソシャゲの期間限定カードがどうしてもほしく、2万円分の課金をしたときに「これはもう引き返せないな…」と思ったのが印象深いです。
- V6のソシャゲに一月で15,000円
- 91万。sideMで前作から大好きで共に生きる覚悟で推してたアイドルの初ガチャの画像が最高で貯金を使い果たして回しましたが一枚も得られず、私ではこの子を応援できない…と思いそれ以降正面から向き合えず、二次元オタでいるアイデンティティが崩壊しました。今はミーハーにアイドルと落語を青田買いして心を精一杯埋めています。
その他アイドル
- AKB48の総選挙。推しメンへの投票で20万前後。総選挙毎にそのくらいは出してます
- AKB48の神推しちゃんの総選挙費用100万円
- 地下アイドルを応援していて、その特典会(ハイタッチ、個別握手、ツーショット、グループショット)のフルコースを経験したときは1万円以上払いました。6000円のライブが前提としてあるので、ライブ+特典会でだいたい2万円は毎回消えます。お金がないので特典会フルコースは滅多にありませんが…。
- アイドル推しのグッズが一人だけ売り切れにならず、個数制限もあったため友人にお金を渡しまくり買ってもらいました。2日で18万円。でも、売り切れませんでした。
- 直近ですが、指原莉乃さんのディナーショー。2回公演しかないので出費自体は大したことないのですが、34,500円×2回は中々迫力が…でも指原さん主催のイベントは外れることがないので実質タダみたいなもんです!!!!
- 250万円。SKE48がゆうちょ銀行とコラボした「あったかキャンペーン」に参加(貯金50万円/1口としてSKEの特別公演に応募できる)
- 一日だと推しの握手120枚出し、イベントを大きく括ると夏のツアー全通(総額18万くらい?)だと思います
- 某アイドルにハマったと確信した時にデビュー前から現在まで出ている全てのCD、DVDを数ヶ月で一気に揃えたとき。全部で20万くらい。
- 推しのアイドルが卒業するということで、免許とるのに貯めてたお金(その段階で10万)を全て接触とイベントチケットに費やしました
- 韓国にコンサートを見にいったとき、まず旅費として3万円、良席確保のためにお金を積んでチケット2日分で7万円、合わせて10万円を一気に使いました。
- 一回の旅行で20万程。韓国に彼氏がいるので彼だけに会いに行くと伝えて彼に内緒でアイドルに会いに行く。故に費用は明確ではない
声優
- 推し声優のCDをオリコンチャートにインさせるため&限定イベント当選したいが為に10万分のシングル購入。積んだCDは布教のために友人たちに無料配布
- 声優さんのお渡し会(先着ではなく抽選だった)に参加するため、CDを30枚買った(約6万円)。しかも2ヶ月連続リリースだったので、翌月も同じように……。
- 声優のスタンディングライブで、絶対に100番以内が良くて5万円でチケットをオークションで落札したこと。それまでは転売というものを買ったことがなく、買うもんかと思っていたのに、その声優の目に入りたくて、近付きたくて、やってしまいました。それから箍が外れてしまって、転売チケットを買う毎日です…。
コスメ、美容
- 20万程度。脱毛。結局途中解約したので実際は半額ぐらい脱毛に使いました。(趣味と言えるかわかりませんが、美容関係が好きなので)
- エステサロン50万円
- 残金が1万円しかない時期に行った「マームとジプシー」の公演チケット5000円となぜかとち狂って買った5000円のマスカラ(5000円のマスカラは最高)
- 自分自身にコンプレックスがあり美容整形。今年は医療脱毛を全身して55万。
ファッション
バンド、アーティストなど
- 昔ハマっていたバンドに国産車セダン1台分くらい。
- 全国42回公演ツアーのうち20回近く参戦したときは、ポルノグラフィティに貢いでいるのか航空会社に貢いでいるのかわからなくなりました。北海道から沖縄まであちこちへ。どのライブもナマモノだから、毎回最高でした。
- バンドの初海外ツアーのためにドイツまで行った。一ヶ月ぐらい居たのでトータル50万ぐらい使った。
- 今一番好きなバンドのチェキに3年半で15〜20万弱程度注ぎ込んだので、恐らくそれになるかと思います…。
- 1年のうちに、ライブ映像のBlu-rayボックス完全受注生産限定盤15万円、ワールドツアーのうち国内ツアー6公演参加でチケット代6万円、その時のグッズ5万円(推測)。行き帰り夜行バスで、バスがついて即グッズ列に並び6、7時間待ち、帰ってからはそのまま朝から1日仕事してました。
- 応援しているアーティストがCDを三枚購入すると1枚ツーショットが撮れるので、約2ヶ月のリリースイベントで期間で約130枚ほど購入し約14万使いました。
- 全国16箇所アリーナツアー全通、あとはファンクラブ会員限定のギター10万(弾けない) 、海外遠征(台湾)
- 推しギタリストの、本人モデルのサイン入りギターを購入。新品12万。なおギターは弾けません(練習し始めました)
聖地巡礼系
その他
- 以前ハマっていたフィギュアスケート観戦。ヨーロッパで1回35~40万、アジアで1回10~15万程度。国内でもチケットが高いので1試合10万くらい。いずれも足・宿・チケットの総額。これにオフシーズンの多数のアイスショー(総じて試合よりチケットが高い)が加わる。私は国内年2+海外年1ペースだったけど周囲は海外年間4~5回は普通だった。ショーは平均1公演2万のチケットを年10公演以上見ていたと思うが、これも明らかに少ない方。5~6年追いかけて、推しの完全引退と同時に卒業しました。今はもっとチケット代が上がっているはず。
- 初遠征、初自費旅行で週末モスクワへ!フィギュアスケートの試合観戦の他はそんなに観光も出来ませんでしたが、17万くらいでした。夏休みのバイト代を注げば普通に賄えてしまったのが怖い。
- 博多座(福岡)のワンピース歌舞伎に通って60万(チケット代・交通費)くらい。
- セーラームーン展、通いつめ通いつめグッズ代だけでおそらく6万強
- ゆるキャラにハマってグッズ大量購入、言い訳は「普段使いできるから日用品を買ったようなもの」。
- カメラ本体とレンズの購入に150万程度
- 某自転車競技漫画の登場人物達の気持ちが知りたくて購入したロードバイク 20万円
- デパートや成城石井のビール売り場で順番に片っ端から輸入ビールを買って冷蔵庫に並べる。累計したら5万くらいはいってるのではないかと。
- 紅茶が大好きすぎて1人でLondonのFortnum&Masonまで買いに行った。紅茶のために40万使った。笑 スーツケースにも入りきらないのに、帰りの空港の免税店でもHarrodsの紅茶を買い込んで飛行機に乗り遅れそうになった。笑
- 累計では書籍。年収200万円前後の貧困ライン時代が十年少々ありましたが、書籍費用は微増したのみ。当時は手取りの10%に乗ることもありました。食費が足りなければ河原で野草を摘むなどしていました。まったく苦ではなかった。みんな服とか食べ物とかくれたし。
- ヨーロッパの城をほぼ貸切で100万
- 約20万円で推しの所属事務所の株
ここからは友人知人の話。都市伝説のような内容も……。
- ライブの先行抽選のためにBlu-rayを100枚以上購入していた時は話を聞いて震えました。
- 毎公演帝国劇場に通うために昼の仕事に加えて夜の副業を始め1月何十万も注ぎ込んでた
- K-POPヲタク友達がワールドツアーを全ステしたというやつ。チリだったかペルーだったかまで行っていた。
- 関ジャニ∞の47都道府県ツアーを全通、旅費ふくめ総額1000万円。
- ドイツのお城で結婚式(ヘタリアドイツ領)。
- 某アーティストのプレゼントボックスへ札束投げてた。帯にメルアド書いたらしい。
- 食費生活費の一切を親に支出してもらい自分の給料は全額ディズニーのために使っている。
- コンサートで最前が決まった瞬間、脱毛エステ、服、ヘアメイク、化粧品と100万程出費していました。怖い。
- ディズニーオタクの友人が、季節毎に出るメニューを食べて写真を撮ること。1つ1つは大きな出費ではないですが、1年季節が変わるたびに毎年続けていて、パークのレストラン、スナック系の軽食、ホテルのレストランまで制覇していました。
- 本がはいりきらなくなり、賃貸でほんの為の部屋を一室借りている(トランクルームではない、普通の賃貸)。
- 某ライブ会場であるキャストのブロマイドを100セット買ってる方を見た時はすごいなと思いました。
- 年に1回ぐらいはジャニショで推しグループの写真を全買いしているという話は漢気を感じました。
- ツアー全通のために仕事辞めた。
- 好きなホストをNo.1にするために数百万使ってシャンパンタワーもして、結果ホストと結婚して今円満家庭継続中。
- コミケの買い子を頼まれた時、6、7人分のリストを3人で買うことになり、お金どうするのかなと思っていたら買い子用財布(札束入り)を買い子に渡し、「買い終わったら私に精算してくれればいいから」と人間ATM状態だった友人。
- 同じトップスターを好きだったファンの知人。東京在住だったが仕事を辞め、退団公演では公演中ウィークリーを借り宝塚に定住し全公演公演観劇・入出制覇(東京も同様)。驚いた事に1人ではなくそんな人が複数人いる。
- Fateのソシャゲに20万出しても推しが出なかったという話
- アーティストモデルのギター(300万)を、ローンを組んで購入
- 好きな俳優の差し入れにオーダーメイドで誂えたブランドのスーツ一式
- 韓国へ握手会のみだけの遠征。またその為の音源を100枚近く購入していたこと。
- フランスへテニス観戦、何かあっても対応できるようにボックス席と一般席両方押さえる。
- アメコミ沼にINして個人輸入で現地の薄い本(公式・二次創作問わず)を入手しまくってる。
- ジャニーズであまり褒められた話ではないですが、担当の乗るトロッコが来るからという理由で40万積んでた話。そして構ってもらって次も積むと言ってたからジャニーズばかやべえと思いました。
- カメラを修理に出すさいに、修理中の2週間のあいだ、カメラの無い生活に耐えられずに新しいカメラ(5~6万前後)を買ったというエピソード(ダンサーオタクの方)。
- 歴史ヲタクの父親が、1泊2日の奈良バスツアー(大学教授同伴)に9万円払っていたこと。
- 知人の知人の範囲の方々が、ベンツとPerfumeのコラボ車がでたとき、ぽんぽん買っていて正気の沙汰じゃないと思いました。
- 応援しているバンド(V系)の動員数を増やすために、1人で複数枚のチケットを購入して、繰り返し入場していた友達に「こいつ…すげぇ…」と思いました。
- とある作品のグッズ出る度にくじのロット買いは当たり前から手当たり次第買っていて、同人即売会でも推しが絡んでいれば買っていたので毎月30万を使っていたと知った時には友人の生活を心配しました。今も続いているようで心配ですが…。
- 韓国アイドル界では買ったCDにサイン会参加チケットが抽選で当たるのでチケットを取るために何十枚、何百枚も同じCDを買うことがあります。人気のアイドルだと倍率が上がるので買うCDも多くなります。
- 「7万円は推しキャラへのお年玉として捧げた」(丁度正月イベントのガチャだった)という言葉に震えた。「奮発しましたね…」としか言えなかった。
- コスプレ撮影会で教会貸切エキストラ雇いドレス特注100万円。
- ジャニーズJrのオタクの子は、どのグループのバックに推しがいるかは分からないから、とりあえずどのグループのコンサートのチケットも取っているということ。
- 「少年ハリウッド」がアニメの最終回を完成させる為にクラウドファンディングを行なっているのですが、ポーンと30万コースに投資してるのは凄いと思いました。
- ご贔屓の退団公演前に、まず貯金を100万円おろす。
- お知り合いの話。有名な方の退団公演(ヅカ)で1枚120万円まで出すつもりだったけど結局それ以上の値段になってしまい諦めたらしい。1枚50万円は出したことがあると聞いて震えた。
- 極貧OLの友人がCD、DVD、雑誌を多数グループコンプリートしていて、なおかつドル現場に北海道から毎月遠征しているのは尊敬しています。
- 日本で公開が遅い洋画を見に、公開が早い台湾にしょっちゅう行ってる。
- 職場の人が靴に月30万かける。(毎月)
- 友人がソシャゲのランカーで、年間の課金額が軽自動車くらいになってたのはさすがにちょっと「隣の沼怖い」って思いました
- 「定期預金、解約したの…」が意外とあるある。
- タイバニ映画を100回以上劇場観賞+ニューヨーク遠征。
- 好きな作品の聖地の花火大会に出資して花火を上げていた。
- ドレス系コス衣装をウエディングドレス制作会社にフルオーダーで依頼、小物含め1回約100万で毎年パターン変えて作ってもらっている。
- 彼氏に貢ぐ友達。ディズニーホテル当日キャンセルされても好き、地元まで来させときながら連絡無視でその日会えなくても好き。
- 地下アイドルグループのリリイベが開催されている場所に、マイナーな都市を含めほぼ全てに通い、終了間際に「○○くんのCD何枚残ってますか?残ってる在庫全部ください」をしている知人。
- 宝塚は東西に劇場があるのですが、東京在住のひとが大劇場公演用に部屋を借りて東西毎日通っている。
- 遠征にきた友人を泊めた際、「買うものを増やしたら昼食代がなくなったので食パンを1枚くれないか」と言われた(サンドイッチを使って持たせました)。
- 飲み友達がCDすら買わない人だったのですが、オススメしていた国民的アイドルに湯水のようにお金を使うようになって、しばらく会えなくなりました。
- タクシーに同乗した際、運転手さんに「このひとと少し話をしたいので、お堀端をぐるりと回ってから〇〇へ」と指示した知人がありました。谷崎潤一郎かよ(芥川のエッセイに、谷崎とおぼしき人物が「なに、ただそうしたかったものだから」という理由で一日タクシーを走らせる話があります)。
- 舞台俳優好きな友人が、「プレゼントを贈るのは珍しいことじゃないが、彼がブランド好きで困る」と言っていたこと。直接プレゼントするようなシステムがジャニーズにはないので軽いカルチャーショックだった。
- テニミュ1stでダブルキャストの出演数よりも友達の観劇回数の方が多かった。
- 「スケオタの遠征はロシアがデフォ」は怖いです。
- 「自分と自担の間に他の女がいるのは耐えられない」との理由で最前列のチケットでしかコンサートに行けない友人。
- ランチに◯◯(土地の名産品)が食べたい!と思い立って、その日に自家用ヘリで行ったという話には、3回くらい「自家用ヘリ?」と聞きなおしました。蟹が食べたくなってヘリで北海道まで行った、みたいなことです。
はあ、だいぶ読み応えがありますね……読んでるだけでお金が減りそう。最後に少しコメントしたいものを。
好きだったアイドルがやめちゃったのでヤケになって貯金はたいて収益物件を買いました♡そしたらソロデビューして驚いたけど毎月利益が出るので結果よかった。
すごい、最初の10文字からは想像できない結論に着地しました。スケールが大きかった。あなたにも推しにも輝く未来がありますように!
学生時代の友人(バイト経験なし)がAKBの総選挙でこじはるに毎回100票くらいは軽く投票していた。もっと応援するために院進学を決意。しかし彼女が就職した今でもこじはるはAKBを卒業していません。
「もっと応援するために院進学」は微妙にわからないですが笑、こじはるさん、罪な女!ついに卒業が差し迫ってきましたね、友人様に幸あれ。
今より高い収入と自由度の高い休みを求めて100万円かけて資格取得の勉強中です。(将来的に宝塚に愛を注ぎ続けるため)
めちゃくちゃ偉い……!全然浪費じゃなくて投資です。
ランチ会に30万ぶっ込んだばかりです。
ら、ランチ会とはなんなのか気になります。
小学校5年生の時にお年玉貯金全額おろしてハリーポッターのシリアルナンバー入り入りローブ、スニッチ(作品に出てくる羽の生えたボール)、なんかもろもろ合わせて10万円。
わかる……ハリー・ポッターのグッズめっちゃほしかったし、世界観やグッズに入れ込んでいくスタートだったかもしれない(世代が絶対に近そう!)
要らないのにグッズを買ってしまう。金額は一回につき15000円とかで、すごい人に比べたらそこまででは無いけれど、一切使わないものに対してお金を使うことが結構好きかもしれない。買ったグッズは使うでも飾るでもなく、ただ部屋に置いてあります。引き出しに入ってる。
これもわかる。アクリルキーホルダーとかクリアファイルとか全然使わないのに買っちゃうし、買っちゃうまでが楽しいところあります。
ドーナツに入っているカード(何が入っているかはわからない)欲しさに、一箱900円のドーナツをトータル10箱買ったこと。ドーナツばかりたくさん余ってしまいました。
想像できる絵面がファンシーかつ禍々しくて、とっても好きな一言でした。
彼に会いにほぼ毎週、東南アジアに行ってます(往復5万×月4回)。
彼とはもしかして何かの出演者などを指している…?と思って回答者さんの「今愛とお金を注いでいる対象」を見たら「彼氏」でした。ごめんなさい。今のジャンルは彼氏!最高。
自費だと社会人一年目の冬に購入したカルティエの時計40万円くらい?(当時貯金もそんなになく余裕もなかったのに) 彼氏と別れて一人で生きていこうと勇気づけるために踏ん張った。
踏ん張りを感じる……!意地らしい!偉い!カルティエの時計よ、永遠に。
まとまった出費ではないですが、日々の浪費で、手取り35/月なのにカードの引き落としが40-45万(その他現金決済もしている)が続いています。
ど、どうなってるんだ……!?手品みたいですね。
10代最後の冬(わたしは春生まれなので本当に本当に10代最後の季節なんです)を関ジャニ∞に投じるつもりです。コンサートで東京と名古屋に行きます。ひとりで夜行バスを使ってまで会いに行くのは初めてなので、ドキドキしています。他の人に比べたら少ないですが、バイトでも月1万ちょいしか稼げない貧乏大学生にとっては4公演はいるのも立派な挑戦です…!
超いい。素敵な思い出にしてください。
みなさま、よいお年を。来年も愛に生きるぞ!!
今後のお知らせ用アカウントはこちら。
通販開始しました(1/12)
BOOTHとヴィレッジヴァンガードオンラインストアで通販を開始しました。
【通販開始】
— 同人誌「悪友」(劇団雌猫) (@aku__you) 2017年1月12日
お待たせしました、オタク女の浪費事情を赤裸々に暴く同人誌「悪友」通販スタートしました。 https://t.co/hjaBngEkyt
あわせて「悪友」委託先追加のお知らせです。なんとヴィレッジヴァンガードのオンラインストアに置いてもらうことになりました…。現在予約受付中、 出荷は来週以降になります。BOOTHかヴィレヴァン、お好きな方でどうぞ! https://t.co/xuN0xbtrzc
— 同人誌「悪友」(劇団雌猫) (@aku__you) 2017年1月12日
話題の同人誌📣📣
— ヴィレッジヴァンガードオンラインストア (@vgvd) 2017年1月12日
コミケで即完『悪友』取り扱い開始!!!
オタクのみんなーーーー!!
実際お財布事情どうなってんの!?
オタクのあなたなら気になるお財布事情赤裸々公開😎
コミケでゲット出来なかった方々今すぐチェックだー💨💨
https://t.co/mX9HzoV7aA pic.twitter.com/fAm0sFvwbm
インターネット is ラブ
2016年11月第2週は幸福なことがたくさんあった。
何もなくてもだいたい毎日幸せに生きているのだけど(これは努力の問題です)こんなにひときわ幸福濃度が高いものが次々放り込まれたら日曜の夜にエモいことだって書きたくなる。
火曜日は、もぐもぐさん、ネットストーカーに会わせていいですか?って言われて、いいよ笑、って答えて、会ってきた。予想以上にまっすぐ愛を向けられて恐縮してしまった。「日本一のファンだって自信があります」。すごい。普通に照れるわ。
Twitterとブログをはじめて、もう5年以上か。短いのか長いのかわからないな。大学でどんなことしてたの?って聞かれると「インターネットです」って答えているけど、本当にわたしの青春はインターネットの中にあったなって思う。ちっちゃいときから骨の髄からネット中毒者として生きてきたけど、友達以外の誰かを意識して書くようになったのはほんのこの数年だ。
同じ趣味を持つ女の子にブログ好きです!って言われることはあるけど、アイドルにも舞台にも特段興味がない人に同じように言われるなんてちょっと意外だった。ちょっとずつ覚えてきましたよ、あの子とか、ほら、ふうまくん、って言われて、マジすか!ありがとうございます!応援してくれよな!という気持ちになった(何目線なんだ)。物事っていうか世界に対する姿勢が好きです、と言われて、それは自分の中でもこの数年で一番変わったことだなって思った。
楽しいことを見つけるようになった。同じ場所で同じことしてるなら極力気分よくなった方がいい。おもしろがった方がいいわ。別に偽善とか媚びとかじゃなくて、もっとエゴイスティックに自分の精神を健康に保つためのせせこましい話。
これはもう何回も執拗に書いていることだけど、結局インターネットで書くことで何をどうしたいのかなって思った時に、炎上してもいいから読まれたいとかアフィで稼ぎたいとかそういうの全然なくて、未来の自分を救うためだなってある時にわかったのだった。幸せな時間と感情を冷凍保存しておけば、いつでも解凍できる。テンションを上げたり保ったりするためにはかなり効率的な手段だ。ぐずぐずと気が向いた時だけ書いてきたから気づいた。そういう意味で世界の見方、変わったなって思う。
水曜日は、わたしのときめきの世界を広げてくれた、新しい扉をいくつも開いてくれた、大好きなお姉さんの婚約お祝いに行った。指輪を見せてもらって、2人で住むべくもうすぐ引っ越す新居の話を聞いて、もっとのろけてくれ〜〜ってせがんだ。幸せな人の近くにいるのはすごく気分がいい。新婚生活、ガンガン邪魔しにいきますね、と言って別れた。お泊まりも宅飲みもさせてもらったこの街、引っ越してしまったらもうきっとしばらくは降り立つことはないだろう。
土曜日は、大学時代に死ぬほどお世話になった先輩の結婚式だった。大学の先輩だけど多分出会いはインターネットだ。そういう人がたくさんいるのでいい環境だった。リアルとネットがどろどろに溶けてた。本名がわからないからFacebookを見ても誰だっけ?って一瞬迷っちゃう人が今もそこそこいる。大学時代に戻りたいとは1秒も思わないけど、あの空間でああいう風に過ごせたのはめちゃくちゃ幸せだった。
インターネットでしか生存を確認していない人たちとたくさん会ってしゃべって、すごく楽しかった。今何してるんですか。毎日インターネットしてるのは知ってます。
新郎新婦そっちのけで盛り上がってしまって反省した。でも楽しかった。今までたくさんいろいろいっぱい、ありがとうございました。彼女と付き合いだしてからツイート数は減った?増えた?とか数字で出されてておもしろかった。これからも監視していくぞ!!警備警備。
インターネットに住んでる人たちが、それぞれの世界でも楽しくたくましく生きている現実、最高。この世のどこかにはゴミみたいなインターネットもあるらしいけど、そういうところのことは知りません。わたしはわたしの見たいものを見ます。
なんだろうな、この気持ちは。みんな幸せでいてくれないと許さない。そういう感じ。エゴです。
がんばるぞ。海の向こうで誰が大統領になっても、自分のエネルギーの向ける先は別に変わらないもんね。明日もあさっても多分わりと幸せだと思う。
続きはWebで、明日もインターネットで。
2016秋クールのアニメ&ドラマがおもしろすぎてやっぱりテレビは最高
この秋はテレビが大豊作で働いてる場合じゃない!ってずっと予告して予言して心の準備をしていたけど本当に楽しくて幸せ!!自分史上過去最高に満足度が高い気がする。
というわけでこの幸せを残すために。毎日見るものがたくさんあるよ。
アニメ
ユーリ!!! on ICE
えっこのまま毎週いくの?大丈夫!?と心配になってしまうくらい、とにかくアニメーションが美しくて生唾を飲む。長髪の男性が無条件に好きなので、Jr.時代のヴィクトルが死ぬほど好きです。抗えない。
世界のフィギュアスケート選手を巻き込んで人気を拡大しているグローバル感もすごい。世界女王であるところのロシアのエフゲニア・メドベージェワさんよ……。
加藤泰平です!取り急ぎご報告します…
— テレビ朝日 フィギュアスケート (@figureskate5ch) October 30, 2016
任務完了! pic.twitter.com/GvfPjbbASf
#YuriOnIce pic.twitter.com/2lqvqoYaPP
— Evgenia Medvedeva (@JannyMedvedeva) November 1, 2016
話も毎週震えるくらいおもしろくて、うわ~~!!!ってなる。久保ミツロウ先生がネームを1話につき80ページ、全部で900ページ作ってる現実!!世界は最高!!
「ユーリ!!! on ICE」の脚本は、久保がネームと呼ばれるマンガの下描きの下描きで執筆。「私がお話をすべて描き下ろします」と語る久保は、公開されるものではないスタッフ向けマンガのネームを、トータルで900ページ描くという。1話につき80ページ弱となるため、週刊連載で例えると4話分の話が詰まっていると解説した。
「ユーリ!!! on ICE」テーマはGPシリーズ、久保ミツロウがネーム大量描き下ろし - コミックナタリー
フィギュアスケートアニメーション担当・立中順平さんの㊙素材から、1カットが上がるまでの工程をお届け中😍 ラストはこちら!!! このカットは、第2話・ユリオ回想シーンより、ジュニア時代の4回転サルコウでした🌟 #yurionice pic.twitter.com/6U0Sd27ON4
— TVアニメ「ユーリ!!! on ICE」 (@yurionice_PR) October 31, 2016
コーチは愛しい弟子に強く強く思い入れているし、彼は憧れ続けてきた師匠への愛の告白のようなセリフを吐くけれど、愛って別に恋愛だけじゃないからな。第4話が本当に好きだった。自分を変えられるのは自分だけだ。どんなに周りに恵まれていても人に愛されていても。
3月のライオン
超いい。毎週幸せになる。漫画の再現度があらゆる意味で高くて、でもちゃんとアニメだからこその情感で、いろいろなレイヤで満足度が高い。
物語の最初から見て、そうだ、これは桐山くんが失ったものを取り戻す話なんだったってことを思い出した。それから、ひなちゃんの造形にアニメですごく納得した。桐山くんがコミックスの最新刊時点でああやって彼女に入れ込んでいる理由が。
まだまだ先が長そうなのでどんどん桐山くんに抱く思いが変わっていくと思うので楽しみだな。漫画では少しずつ重ねていったものが、アニメだと流れ込むように入ってくるのでしょうね。
3月のライオンは「将棋をテーマ」にした作品ではなく「将棋を職業とした一人の男の子の人生」を描いています。私の人生も「漫画がテーマ」では無いのと同じです。私は「漫画を職業とした自分の人生」を生きています。「仕事=自分の人生」ではなく、それらは「両輪」のようなものだと思っています
— 羽海野*アニメは土曜日です (@CHICAUMINO) October 23, 2016
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第二期 PV MOBILE SUIT GUNDAM IRON-BLOODED ORPHANS
すでに2クール分やっていて、少しあいだがあいて、アニメ内の世界でもいくらか時が経っていて、3クール目。毎週めちゃくちゃにおもしろい。
毎週どんどん新しい展開があるのでドキドキするんだけど、しんどい。少年兵たちが戦い抜いて行き着く先が破滅と絶望の予感しかない。真綿で首を絞められていく感じを、闇の中を探り探り進んでいく感じを、少しずつ体験できるのすごくおもしろしんどいです。
10月の放送開始時点ですでに25話あったので布教しにくいんだけど、それでも本当におもしろいから、興味ある人はぜひ1話から追いついて…いや結構ボリュームはあるんだけど…!!と熱心にマーケティングしたくなる(してる)。
主人公の三日月オーガスが平気で人を殺すサイコパスなのがすごい。徹底的にわからない不気味さを感じせてくる。ブレーキかけずに戦闘にのめり込むから、私たちが知らない空白の時間のあいだに、右目が見えなくなって右腕の感覚を失っていた。壮絶。
響け!ユーフォニアム2
本当に楽しみにしていた2期!高校時代のどうしようもない閉塞感を、世界の狭さを、たった一言ですべてがひっくりかえる真っ白な瞬間を、見せてくれてぞくぞくする。
第五回「きせきのハーモニー」、関西大会の演奏が素晴らしすぎてぼろぼろ泣いてしまった。3年生の先輩と過ごせる夏は1度しかないんだよね。ほんの十数分のために時間と魂を注ぎ込むなんて、今の自分には絶対できないエネルギーの使い方だ。
めくるめく女の子たちの衝突と執着は百合……は百合なんだけど、そう言っちゃう気持ちもわかるんだけど、わたしはなんとなく百合って言いたくない。友情でも愛情でもない、好意と嫉妬と羨望が全部混ざった感情、そのエロティックな感じ、正直身に覚えがありすぎる。あんまりフィクションめいた言葉にしたくない。
「側にいてくれる?」「うん」「裏切らない?」「もしも裏切ったら、殺していい」「本気で殺すよ」「麗奈ならしかねないもん、それがわかった上で言ってる。だってこれは、愛の告白だから」 でもこのセリフの応酬をこの絵面でやるの、すご、すごすぎる pic.twitter.com/tiiMkYIfcS
— もぐもぐ (@mgmgnet) 2015年6月23日
(これは1期だけど)
高校生の頃って18歳で人生終わる気がしてたよね。わかるわかる。今しかなかった。未来なかったわ。そういうシビアな視界を、京都アニメーションという会社はユーフォニアムでもFree!でも思い出させてくるので、好きです。
舟を編む
丁寧に編まれていて幸福になる。言葉を扱う仕事は美しい。背筋が伸びる。仕事頑張ろう。
櫻井孝宏さんと神谷浩史さん空気の作り方がすごく上手で、だからこそ逆のキャスティングでも聞いてみたかった…と思わせてくる。いや今のままでも好きだけど!!林香具矢の坂本真綾さんも品と色気があってぽわ~~ってしちゃうし、実写映画では宮崎あおいだったことも合わせて日本酒をおちょこできゅっと煽りたくなるすばらしさ。
あと、岡崎体育「潮風」のOPがとにかく超超超好き…!本当にかっこよくて気持ちがいい曲!12月に発売するの楽しみ。
ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校
TVアニメ『ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校』PV 第2弾
引き続き、スタッフの愛が、すごい。漫画っぽさを生々しく残しながらアニメとしてキメのシーンを作ってくるのすごく上手で、見ててテンションが上がる。月島くん~~~!!!
原作実はここまで追いかけてないので普通に毎週ドキドキして見てる。読まなきゃ。
刀剣乱舞-花丸-
ストーリーの中でキャラクターは死なないけど、テレビのこちら側で毎週バタバタと人が死んでいく。気持ちがいいくらいだ。新規のイラストも、新しいボイスもこれまで全然なかったもんね、その状態に慣れてるのに30分動いてしゃべるんだもんね、供給過多だよね、その衝撃はいかほどか……。
特に今のところ中身はないんだけど(褒めてる)この超弩級巨大コンテンツが熱い声援と集めた軍資金で作品になっているというそのプロセスまるっと満足感があるので見る。来年にはまた違うスタッフ、違う視点のアニメがあるからそれも楽しみ。しかしですね、和泉守兼定に思った以上にきゃー!!ってなって自分でびっくりしました。わたし、あなたのことが、好きみたい……。
うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレジェンドスター
【ANIME】間もなくスタート!『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレジェンドスター』放送局情報/TOKYO MX 10月1日(土)25:00~/テレビ愛知 10月1日(土)25:50~/毎日放送 10月1日(土)25:58~/BS11 10月7日(金)23:00~ pic.twitter.com/GZwy2YQxLW
— utapri_official (@utapri_official) 2016年10月1日
びっくり、予告動画がない!笑
リアタイで見てぎゃーぎゃー突っ込みながら実況するのが楽しいタイプ。これだけたゆまず地道にコツコツとツッコミどころありまくる作品を作れるのマジですごい。とかいって何週かためてるから追いつかなくては……。
ドラマ
逃げるは恥だが役に立つ
[新ドラマ]新垣結衣×星野源の「恋ダンス」 先行映像 10/11スタート 火曜ドラマ 『逃げるは恥だが役に立つ』【TBS】
言うまでもなく!女性も男性も楽しく見ているのもすごくいい!ハッピー!
新垣結衣ちゃんも星野源さまもすっごくよくて、テンポもよくて、1時間全然飽きずに「楽しかったー!来週も楽しみ!」って爽やかな気持ちになれて、ああ、これが、テレビドラマの楽しさだよね、最高、幸せ、テレビ大好き!!!って気持ちがあふれる(話が大きくなりがち)。
わたしは原作がすごく好きで正直若干不安だったんだけど、こんなポップなキャストであの感じを?と思ったんだけど、ドラマはドラマのポップにアレンジされていて、これはこれで超超好き。
原作はもう少しシリアス…まではいかないけどぬるっと低体温で考えさせられるし胸に手を置いてしまうし、しかし本当にこっちも面白いから未読の人は読んでほしい。既刊8巻まで読んでもドラマのネタバレ!って思う要素はあんまりないと思う。結構変えてるし、温度も違うから。

- 作者: 海野つなみ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/12/06
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
このブログでも前に少し書いてる。同じ海野つなみさんの「回転銀河」も猛烈におすすめ。
mogmog.hateblo.jp
あと新規視聴者を獲得するのに親切なのもうれしい。来週5話なんだけど、3話までのダイジェストを45分でまとめた映像を公式で公開してくれてる…ありがたや…。
【公式】 1話~3話までを一挙にご紹介!! 話題のムズキュンシーンも満載!? 『逃げるは恥だが役に立つ』SPダイジェスト 【TBS】
「社会派ラブコメ」って言い方すごくいいよね。社会派とラブコメは両立するのだ。だって結婚は社会だもの。そしてそこに変な重たさや暗さがないのもまたいい。
黒い十人の女
「逃げ恥」はみんな見てる前提で、今期のドラマ、何がアツい?と聞かれたら即答しているのがこれ。めちゃくちゃおもしろい。すごく今っぽい。
船越英一郎演じるテレビプロデューサーを取り巻く10人の愛人たち……なんだけど、ドロドロというよりドンパチしていて強くて弱くてバカで賢くて全体的に湿っぽくなくて毎週ジェットコースターのようにいろんなことが起きる。脚本バカリズムすごい!!!上の動画にもあるけど、修羅場を示すのでお馴染みの「喫茶店で水をぶっかけられる」じゃなくてカフェオレとか日本酒とかで攻撃する。とにかく勢いがすごい。アクセル全開で頭から中央分離帯に突っ込む感じ。
突然教育番組風の演出があるのがげらげら笑う。逃げ恥の情熱大陸パロもそうだけど、こういうギミックほんと楽しいよね。しかも「おとなはどうして不倫してしまうの~~?」最高でしょ……。
ずるずる不倫に走っちゃう女が成海璃子さんなのがまずいいし「おとなはどうして不倫してしまうの〜?」ってNHKの教育番組風にいらすとや絵をたっぷり使ってぬいぐるみが解説するコーナーが挟まって「どうして辞められないの?人間のクズなの?」「うーん、流されやすいからかな☆」ってなるの笑う
— もぐもぐ (@mgmgnet) October 9, 2016
あとグループLINEの使い方がすごくうまい。会話の速さとかスタンプの応酬とかいつのまにか大喜利みたいになるとか、リアルすぎて笑うしかない。「愛人、9人いるんだって」「何それ?」「9人て」「野球チームかよ」「監督なの?」って会話、めちゃくちゃ「わかる」。ハマるひとは1話でビビッとくると思うから、1話だけでもとりあえず見てほしい。
地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子
しかし何度言ってもどうしようもないのはわかっているのだが、「地味にスゴイ!」がメインタイトルなのわけわからない。校閲って言葉になじみがないからかもしれないけど、逆にこう言われてイメージつく……?いやいいけど……。わたしは頑なに校閲ガールって言っていくぞ!
石原さとみのお洋服がかわいくて見てるだけで楽しい。けど今期これだけ大忙しなのでだいぶ優先順位が下がってきてしまった。。いろいろツメが甘いフィクションぽいフィクションだし(つまりお仕事ドラマではない)1時間見てるとちょっと疲れてしまう。正直言って」地味にスゴイ」が今期一番似合うのは「舟を編む」ですね。
Instagramのフォロワー(14万)がTwitter(7万)の倍!っていうのがアツい。もうそういう時代なんだよな~~!めちゃかわいいです。
吉祥寺だけが住みたい街ですか?
ごはん食べながらゆるゆる見られていい感じ。30分だし。何も起こらないのがいい。みんなにそれぞれの人生があっていい。東京大好き。雑司が谷、五反田、神楽坂、ときて、秋葉原!
今夜の吉祥寺だけが住みたい街ですか?いかがでしたでしょうか。次回の街は秋葉原、ゲストは西田尚美さんです。よろしくお願いします。#吉祥寺だけが住みたい街ですか pic.twitter.com/wjtqOJjKUv
— mochizuki。 (@barca_kazu) October 28, 2016
薫太が超かっこよくて、誰なのこのまた1人出現したサブカル女を殺す俳優は…と思ったら元ジャニーズの浅香航大さんでびっくりした。え、全然わからなかった。かっこいいです。
「プリンセスメゾン」も見たいんだけど今我が家はBSが見られないので未視聴。ある時期は本屋に行けば食べ物漫画ばかりだったけど、衣食住の「食」ブームが一通り終わって「住」にフォーカスしたものがどんどん漫画やドラマになってるのおもしろいね。
刑事ダンス
テレ東の“低予算アイドルドラマ”(って公式が言ってる)。芸能界スキャンダルもテレビカルチャーもアイドルブームも2次元アイドルもまるっとパロったようなごちゃまぜ感がすごい。まだ2話しか見てないんだけどこれ話進むほうがおもしろい予感がするな……?
Hey! Say! JUMPさんのある衣装に似てるなんてちらほら耳にする #デカダンス はこちらです。 #低予算アイドルドラマ #刑事ダンス #テレビ東京 #中村蒼 #大東駿介 #横浜流星 #森永悠希 #立花裕大 #土曜深夜ドラマ #Mステ で本物を見てキラキラ感に圧倒される pic.twitter.com/9lCkw1ELZ2
— テレビ東京 潜入捜査アイドル・刑事ダンス (@tx_dekadance) October 28, 2016
#刑事ダンス 新プロジェクト始動!カリスマ音楽プロデューサーにより、鮮烈なデビューを飾ったデカダンス!そのデビュー曲「終われないダンス」のアニメPVが本日解禁!1000リツイート以上でスペシャルPVを作成します!ぜひ応援してくださいhttps://t.co/KFBsdIEWTV pic.twitter.com/Sxjg0JvxmH
— テレビ東京 潜入捜査アイドル・刑事ダンス (@tx_dekadance) November 3, 2016
このキービジュアルからして心当たりがありすぎてにやにやしちゃいますね。そしてなんなの、デビュー曲のアニメPVって。Amazonプライムビデオで見られるのでだらだら流してる。
ドラマはネット配信してくれるのが最近はずいぶん多くなってきて、昔より「お願いとりあえず1話だけ見て!」ってできるようになってきてうれしい。すすめやすい。
は~~毎日楽しいね。テレビ、全然オワコンじゃないし大好き。楽しいものをたくさん食べて来週もがんばりましょう。