まとめます。
もともとの経緯(英語がすきじゃないのにアメリカにインターンにきた)は過去エントリをご参照ください。
「英語嫌いです」と何度も言い続けてきたわたしが今アメリカにいる理由 - インターネットもぐもぐ
改善されたこと:
1. “流し読み”できるようになってきた
なんか、コツをつかんだ…?
訳せって言われるとかなり自信ないけどなんとなくの内容つかむのはできるようになってきたかも。
死ぬほどブログまわったからな…楽しかった。
ただあくまで“流し読み”なので英語力向上にはつながらないというのがポイントです。
インプットは増えたけど、どうしてもSummaryを日本語に変換して脳内格納してしまいます。
単語や文法を体得するところまで、精読はできてません。
2. メールを書くのがあまり苦しくなくなってきた
毎日レポートを書いてメーリスに流してるんだけど、ここでミニエッセイ的なものを書いている。
最初はすっごく時間かかってたけど、だんだん楽しくなってきた。
文法はたぶんいろいろ間違ってるけど(前置詞が…)言い回しとかは辞書引きながら書く。
ひたすら読む作業とは違う頭の使いかたなのでいいように思う。
でも基本的に使える単語を使ってるのでここも知識レベルで上達が見られるかは不明。
書くテンポとか文章を書くまでの思考の整理の手順とかの話でいえば向上は見られる。
3. 応用可能な核になる例文がちょっと増えた
いくつか前のエントリに書いたけど言い回しを盗もう、と思って聞いてると少しだけ増えます。
がしかし、これも「事前に意識にのぼっているものにヒット数すること」が非情に重要なので気づきというよりは会得、という感じ。
そうかこういう場面で使うのね、とか。
4. フォローする英語アカウントが増えた
ブログを読んでまわるうちにこれは個人的にもウォッチしたい、というメディアにたくさんあたれたのはすごく収穫だった。
いろんなブログの「元ネタ」にもたくさん出会えた。RTしたい、という記事がたくさん。
5. 英語がTLに流れてきても目に入るようになった
上に関連。ちょっと前まで「どうせ英語アカウントフォローしても読み飛ばすからな…」と普通に思ってたもの。
小さいことだけどまあそれなりの変化だよね。
「言語の壁」を如実に感じるところが軽減された、少なくとも読むことへの抵抗は減った、ということです。
6. 読むブログが増えて楽しい
日本語だからじゃなくて、わたしこういうのすきなんだな、と思った。
読むこと、広げること、つなげること。頭の中でウインドウをいくつも開いてタブを展開していくこと。
インターネットがすきです。
普通に暮らしてちゃ改善されないこと:
1. 通じるけど正確じゃない、はほとんど指摘されない
あたりまえだけど。「なんとかなる」から上のレベルに行くのは環境変えるだけじゃ無理。
自分のなかでの問題のほうがずっと大きい。
「直す」というのはけっこう手間のかかる面倒な作業だもの。日本語を直す、と考えればわかるけど。
特に音。書き言葉は見てもらえるけど話し言葉を直すのは大変。
発音はまたちょっと違うけど…。
なにか変だと、「〜ってこと?」て聞かれるから、そうかこの音はここを強くしなきゃ聞けないんだな〜とか、思う。
"th"の音とかね。
2. 語彙は増えない
うん、増えない。生活してるだけじゃ。
まずはできる範囲でやろうとするし、まったく新しい単語は
耳に入ってこないから(そもそも聞き取れないですよ)どうもならない。
逆に文章でも、わからない単語は飛ばして読むしそれで内容をつかむには事足りちゃう。
ええっと、これ、なんていえばいいのかな…とか思っても、その場で困るだけであとから調べないことが多い。
すごくもったいないと思う。でもいい方法がいまいち思いつかないまま今に至る。。
3. 文のストラクチャがうまく作れない
中高で英語嫌いだったつけがこの部分にいちばん来ている。
聞いてても話しててもそう。
そして多分これは量の問題、特にわたしの場合は聞いた量。
さらっと出てこない。どういう単語を使えばいいかはなんとなくわかっても、センテンスにするときにいっしゅんの躊躇がある。
テンポが悪い。(だから「雑談」のほうがたいへん)
聞いてるときも、単語は耳にはいってきてもそれの大きな文脈とかニュアンスがよくつかめない。
ひとはいかに「雰囲気」と「コンテクスト」で会話しているかを如実に感じる。
そして「瞬間英作文」の意義は現地に来てやっと意味がわかった。
逆に言うと経験をフィードバックにしないと使いこなせないなって思う。
4.リスニング力は向上しているか不明
例えば、話していることがすべて文字になっていて「読む」のであればわたしは多分理解できるのね。
でも音になると、さっきも書いたように、今まで聞いたきた浴びてきた量があまりにも少ないから慣れてない。
単語がわかっててもわからん。。なんとなくわかっても「自分のくちから出る」レベルにいかない。
インターン先ではわたしに対してなにか伝えたいことがあるときはゆっくりはっきりきちんと話してくれるし
じょうずに仕事を頼んでくれるので(具体的なことは改めてどこかで書きたい)
to do の部分で細かいことで困ることはほとんどない。
5.正直あまり冷や汗書くようなことはない(悪い意味で)
生活する、というのはそういうことなんだねえ。「どうしよう…」より「なんとかなった!」の率の方が高いのだ。
インターンも、"頼まれた仕事”を媒体にして上司とコミュニケーションできるのでその点に関してはいろいろ楽な気がします。
悔しい局面ももっとできればよかったなー…ていうしゅんかんも毎日のようにあるんだけど、日本に帰ったら忘れてしまいそうでこわい。
というか、あまりにも今の時点での天井が低すぎてそこまでのものを感じないというのが本当。
えーと、ふつうにやばいよね。
結論:日本でやることがありすぎる
結局自分のなかにあるものを吐き出していく過程で成長していくわけで、
当然そもそもの蓄積は多い方に決まっています。
行くだけじゃ、生活するだけじゃうまくならないように思う。
ならないわけじゃないけど、加速つかないと思う。
というわけで今回の滞在は
わたしに何が足りないのかを明確に把握して
こちらで生きていくもしくは働くためにどういうレベルを目指せばいいのか、
そのためにどういう布石を打っていけばいいのか、のアウトラインを描けたということがいちばん大きかったです。
アウトラインの具体像はまた整理してどこかでまとめます。